琉球新報読書面に『ジァンジァン狂宴』をご紹介いただきました

琉球新報6月9日(日)号にて『ジァンジァン狂宴』を評していただきました。
国際通り、沖縄三越の隣、スターバックスコーヒーが入るビルの地下にあった小劇場・沖縄ジァンジァン
。渋谷、名古屋に続き、開場したのは1980年2月。最初の演目は、津軽三味線の高橋竹山の演奏会だった。黒と灰色で塗りつぶされた約百席の異空間は国際通りの喧噪と隔絶され、観客は深遠な表現の世界へと迷い込んだ。
(中略)
本書では、苦戦を強いられる中にあっても、劇場という場が、強力な創造力、企画力、発信力をもって評現に触れて、新たな芸術や文化を作り上げていくことの重要性が描かれている。アート・マネジメントの概念が生まれる前、より早い段階で実践的に同様のことが行われてきたのだ。
 小劇場の空気の濃密さや直接性は、ウェブ上の仮想空間とは真逆。だからこそ、劇場という空間があらためて見直されるべきなのではないか。熱を帯びたあの時代の物語は、現在の視点で見て十分な説得力で伝わってくる。

評者は野田隆司・桜坂劇場プロデューサーです。ありがとうございます。
本書では、劇場の経営面での困難や、劇場の持つ力の大きさも窺い知ることが出来ます。ぜひ劇場に関わる多くの方にも読んでいただければと思います。
桜坂劇場オフィシャルサイトhttp://www.sakura-zaka.com