杉村宏『人間らしく生きる 現代の貧困とセーフティネット』 

放送大学叢書008

ISBN978-4-903500-25-6 C0336

定価:1524円(本体1600円+税)

234頁

競争に負けた貧困は、自助努力や自己責任の問題といわれた。果たして、貧困とはそんな軽い問題なのか。現在、日本は貧困率先進国第2位。毎年3万人の自殺者。そんな現実を前に不安を消すことはむずかしい。貧困とその対策としての公的扶助を歴史的に考察し、格差社会からの出口を示す。

すぎむら・ひろし 生活問題論、公的扶助論。法政大学現代福祉学部教授、北海道大学名誉教授。

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目次

はじめに

第一章 現代社会の生活不安定はどこからきているのか

第二章 現代における貧困とは何か

第三章 なぜ社会保障は社会的セーフティネットなのか

第四章 「人間らしく生きる」ためのセーフティネットとは

第五章 公的扶助はどのような歴史を経て成立したのか

第六章 戦前日本の救貧制度はどのようなものであったか

第七章 生活保護制度は何を目的としているか

第八章 生活保護はどのような原理で構成されているか

第九章 最低限度の生活の基準とは何か

第十章 生活保護行政はどのように行われてきたか

第十一章 生存権を問う生活保護裁判とは

第十二章 「人間らしく生きる」権利はどのように成立したか

おわりに

参考文献