「d/SIGN」16(太田出版)が、今週から書店に並んでいます。今号は、早稲田大学の中谷礼仁さんに特集監修していただきました。磯崎新さんが自分の作品を振り返った長時間インタビューなど、記録的な価値もあります。特集は「廃墟と建築」。どことなく廃墟を欲望し、廃墟のなかを生きている現在を特集しています。以下、目次です。
特集=廃墟と建築(特集監修=中谷礼仁)
[インタビュー]
磯崎新 廃墟と焼け跡──西洋と日本の建築空間
中谷礼仁 建築と編集──先行する形態にどう向かいあうか
伊勢崎賢治 無法地帯に座標をひく平和のデザイン
石川初 渋谷駅前の交差点はまるで川が流れているみたいに見える
[対談]
原武史+塚本由晴 揺れる郊外──団地と私鉄からのまなざし
中谷礼仁 外傷的都市──廃墟の新たなかたち
松山巌 強いられた「変身」とゴミ屋敷の論理
鈴木了二 物質写真序説。あるいはローマン・ヴィシュニアックの「ある消滅せる世界」
山本理顕 建築家の被主体性
坂崎重盛 廃墟・五話讚
南後由和 シチュアシオニストが愛した建築──郵便配達夫シュヴァルの理想宮
雑賀恵子 週末のサバイバル──映画が見る廃墟の夢
[ヴィジュアルな廃墟 構成+解説:南後由和]
●建築─写真─模型の溶解──写真:畠山直哉
●波打ち際──写真:金瀬胖
●社会的階層の二極化──写真:Mathias Sendoa Echanove
●廃墟としての地図
●色めく郊外──写真:坂口トモユキ
[廃墟からの視線]
●平嶋彰彦[滝山団地
●山田和幸[都市と植物]
●山田拓生[廃墟のあと]
●唐仁原多里[団地と廃墟]
●大西麻貴+百田有希[蝋燭の都市]
[書評]
●金房邦彦
西川茂『拡大の美──日本が愛したやきもの』
●篠原学
大宮勘一郎『ベンヤミンの通行路』
●石橋正孝
白川静ほか『×バツBATZ』
●山口信博
ヤン・V・ホワイト『編集デザインの発想法──動的レイアウトのコツとツボ570』
●雑賀恵子
長嶋有ほか『Иркутск2(イルクーツク2)』
●阿部嘉昭
杉田敦『ナノ・ノート』
[連載]
●喜多千草 建築デザインにおけるコミュニケーション──コンピュータとデザイン─その蜜月関係はどのように始まったのか15
●坂手洋二 俳優へのノート10
●[緊急インタビュー]合津頼人 古紙率偽装問題を読み解く──古紙配合率をめぐる攻防は思想闘争である──装幀紙の系譜学105
●松田行正 チェーン・リアクション──線の事件簿8
●戸田ツトム Nowhere──ガラスの街、非日常へのプロセス──デザインの発想8
●鈴木一誌 重力の窓──ページネーションマニュアルの冒険15
●戸田ツトムと鈴木一誌の対話
[特別寄稿]
●川上陽子 死とことば
●立野竜一 [投稿]FUTURAの噂話を検証する