第22回 リオ妄想日記4 集 い


 秘密クラブのような扉。
 10ヘアルをはらって中に入ると、そこは妖しげなパーティーではなくて地域の人たちが集まる、公民館でのサンバの集いなのだった。
 開催日が毎月曜日の夜なのは、土・日の騒ぎの余韻が残っていて、月曜がいちばんノリがいいから、という説。1曲の演奏は延々、30分、40分と続き、誰もが自由に踊る。
 有志が鳥の唐揚げをつくって売り、350ミリ1缶50円足らずのビール・SKOLを飲みまくる。
 ファベーラ(スラム)までは行かなくても、下層階級の人たち。喜びと悲しみは、絶対に切り離すことができない。

朝 私は夕暮れる
午前 私は午後だ
午後には 夜を呼ぶ
そして夜 私は燃える
(ポエーティカ)

三沢順(みさわ・じゅん)