オンとオフの真ん真ん中

第183回 第二回「渡辺淳一文学賞」、朝日名人会、三三・一之輔・喬太郎の「三人会」、川本三郎の新刊『「男はつらいよ」を旅する』、石川九楊の「手紙考」、淳ちゃん先生のこと

×月×日 第2回「渡辺淳一文学賞」の贈賞式と祝賀パーティーがパレスホテルで開かれた。受賞作は平野啓一郎氏の『マチネの終わりに』(毎日新聞出版)。  出版社OBの徳島高義、村松恒雄(講談社)、水口義朗(中央公論)、川口俊夫(集英社)、鈴木文彦 …

第182回 佐藤優と石川達三の『金環蝕』、映画「カフェ・ソサエティ」、淳ちゃん先生のこと(第二章)

昨年末から、体調がすぐれず半年近く休んでしまった。多くの人からご心配をいただき、お礼を申し上げる。まだ本復とまではいかないが、ぼちぼち、そろそろと「馴らし運転」を始めていきたい。昨年の11月から再開する予定だった「淳ちゃん先生のこと」の第2 …

第180回 富山治夫の死、映画「築地ワンダーランド」、「安岡章太郎展―<私>から<歴史>へ」、すし屋「八左ェ門」、山田洋次作の落語「真二つ」

×月×日 写真家の富山治夫さんが亡くなった。富山さんは昭和10年北区に生まれたが、父親は半年前に亡くなった。王子中学を卒業するとすぐ織物関係の町工場で働き始める。同学年の仲間から5年遅れて都立小石川高校の定時制に入学した。同じ時期、昼間の全 …

第179回 『オライオン飛行』(高樹のぶ子)、フランス料理「ラブレー」、『文明開化がやって来たーチョビ助とめぐる明治新聞挿絵』(林丈二)、『ごはんの時間―井上ひさしがいた風景』(井上都)

×月×日 高樹のぶ子さんの新刊『オライオン飛行』(講談社)を読む。  1936年にフランスからアンドレ・ジャピーという飛行家が単独日本を目指して、飛んできた。大空への夢を抱いたサン・テグジュペリやリンドバーグと並ぶ、当時の大冒険飛行家だ。香 …