第2回 嘘かと思いました!食事制限なしで驚きの結果


安藤一生さん
グラフィックデザイナー。一生堂代表
——『朗読ダイエット』を知ったときの印象はどうでしたか?
「ほんとに〜?」と、はじめは何だか信用出来ないタイトルだなあと思いました(笑)。

——実際に朗読を始めてみて、どうでしたか?
考えていたよりも難しくて、驚きました。本を読むだけでいいのかなと思っていたのですが、実際はトレーニングのような内容で。

——実践した本と、実践法を教えて下さい。
中島らもさんの『ガダラの豚』という本を読みました。好きな本のほうが続く気がしたので、これを選びました。最初は漫画で挑戦しようとしたのですが、あまりにもセリフや擬音づくめで断念しました。「バキッ…」とかね(笑)。
朗読の時間帯は夜です。朗読を始めた頃は、子どもが生まれてから半年くらいの時期だったので、その子の泣き声にまぎれて読みました(笑)。本に紹介されていた呼吸法やドッグブレスといったアップを1日10分くらい、朗読は30分を目標にしました。とはいっても10分で挫折する日もありましたよ。たまにはアップだけをしたり。そんな風にして3ヶ月ほど続けました。マンガにするとこんな感じです。

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——効果はありましたか?
体重が確かに減りました。始めた時が83.5キロ、今は76.3キロです。今までダイエットを何回か挑戦してきて、食事制限は必ずリバウンドすることを知っていたので今回は食事制限を全くしませんでした。体に無理をかけず、3ヶ月かけてのんびりと落としていった感じです。あんなに最初は疑っていたし、食べたいものも我慢しなかったことを考えると、これは嘘みたいな結果です。
朗読をするうちに「これは運動だな」と思いました。そもそもアップの呼吸がはじめは全然できなくて、ドッグブレスを3分続けるのはとうてい無理でした。1分でもできなかったくらいです。ずっとバスケットボールを続けていたので、簡単だと思ったのですが…。今まで使ったことのない筋肉を使っている感じです。それでも毎日続けると少しずつ時間が伸びていきました。

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——朗読をしているときはどんな気持ちでしたか?
アップは厳しい面もありますけど、朗読自体は大変ではなく、思っていたよりも楽しいです。内容も、頭に入っていきますね。黙読だとわからない漢字など飛ばしがちですが、朗読だとそういったごまかしがきかないので。

——朗読ダイエットをこれから始めようと考えている人に何かひとことお願いします。
先日、ボイストレーナーの人とたまたまカラオケに行く機会があり、その時に「声が良くなった」といわれました。本に書いてあるように、まっすぐに声を出す方法が、曲がりなりにも身についたのかなと思います。また、朗読は単純に気持ちが良くて、なにか滞っていたものが抜けた感触がありました。次は、短いものを連続して読んでみたいなあと思っています。

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朗読実践中の安藤さん

安藤一生(あんどう・いっせい)
グラフィックデザイナー。1976年生まれ。有限会社スタジオ福デにてデザイナーとして10年勤めた後、一生堂として独立。エディトリアル・装幀・シンボルマーク・ロゴタイプ・ポスター・カタログ・Tシャツ・サイン計画など、グラフィック全般を手がける。『朗読ダイエット』の装幀とマンガを担当。ほかの装幀に『神様のラーメン』『絵はがきの別府』『新宿歌舞伎町滅亡記』(近刊)など。

(文責 細口瀬音)