【第27回】思い出すことなど 坂井素思 2018.09.05 放送大学叢書通信027号(2018年3月発行)より、坂井素思先生による西部邁先生への追悼文をご紹介します。 左右社の放送大学叢書『西部邁の経済思想入門』をお書きになった西部邁先生が逝去された。先生はかつて人生の十五年周期説を唱えていた。十 …
【第26回】着物へのレクイエム 北山晴一 2018.08.29 放送大学叢書通信026号(2017年10月発行)より、北山晴一先生のエッセイをご紹介します。 何気なく、気晴らしに読んだ本が本業に役立つ、そんな幸運にめぐり合うことはなかなかないが、船橋聖一『悉皆屋康吉』(新潮文庫)との出会いは、そういう …
【第25回】思い出の一冊「近代歌謡集」 竹内道敬 2018.08.22 放送大学叢書通信025号(2017年10月発行)より、竹内道敬先生のエッセイをご紹介します。 大学ではほとんど勉強らしい勉強をした覚えはない。芝居の演出家か、映画監督になりたいと思って、映画はずいぶんたくさん見た。海外作品ではフランス映画 …
【第24回】長編小説に魅せられて 木村龍治 2018.08.15 放送大学叢書通信024号(2017年7月発行)より、木村龍治先生のエッセイをご紹介します。 高校二年の頃、長編小説の面白さを知った。最初に読んだ長編小説は『チボー家の人々』(ロジェ・マルタン・デュ・ガール)である。高校の廊下の窓枠に本を置 …
【第23回】厚い本 大森聡一 2018.08.08 放送大学叢書通信023号(2017年2月発行)より、先生のエッセイをご紹介します。 電車での通学が始まってから、最近になって、なぜか近くのものが見えにくくなって車内で本を読むのが辛くなるまで、通学や通勤中に文庫本を読み続けてきました。乱読 …
【第22回】ヴェンチューリ『建築の多様性と対立性』 香山壽夫 2018.08.01 放送大学叢書通信022号(2016年12月発行)より、香山壽夫先生のエッセイをご紹介します。 建築家としての私に、また教育者・研究者としての私に、量り知れない大きな影響を与えてくれたこの本は、ペンシルバニア大学の助教授であった、ロバート・ …