その12 相次ぐ雑誌の休刊は何をもたらすのか 2020.12.16 ×月×日 女子大生や若いワーキングウーマンたちに人気のファッション雑誌は、赤文字系といわれる。「JJ」(光文社)、「ViVi」(講談社)、「Rai」(主婦の友社)、「CanCan」(小学館)などで、表紙の書名が赤やピンクの色を好んで使うから …
その11 ソフトバンク工藤公康監督の豊饒な言葉 2020.12.02 ×月×日 福岡ソフトバンクホークスが日本シリーズを圧倒的な強さで4連勝し、工藤公康監督は5度目の日本一を成し遂げた。しかも今年で4年連続になる。V9の川上哲治(巨人)の最多連続記録に次ぐ2位に躍り出た。 しかも勝率がすごい。20勝4敗1分 …
その10 自国民を信じることが出来ない大統領の不幸 2020.11.18 ×月×日 左右社から刊行されたばかりの拙著『落語の行間 日本語の了見』のプロモーションで、落語家の春風亭昇吉と話をする。昇吉は日本で唯一の東大出身の落語家、来年5月には真打に昇進する予定だ。師匠は春風亭昇太。落語のほかにも、テレビ番組「プレ …
その9 『落語の行間 日本語の了見』 2020.11.04 ×月×日 「小説新潮」の編集長を長く務めた元新潮社取締役、川野黎子さんが亡くなった。享年89。私が最初にお目にかかったのは、森村誠一さんを囲む編集者の集いだった。 その後、池波正太郎さんを通じても交誼を頂いた。まだ医大の学生だった渡辺淳一 …
その8 意味がわからない「総合的、俯瞰的」なる曖昧な言葉 2020.10.21 ×月×日 「落語家が作家になったのではなく、作家が落語家になった」といわれる立川談四楼は「菅さんには、安倍さんにギリギリあった明るさと愛嬌がないのだ。この陰湿陰険は怖いよ」とつぶやいた。 フェイスブック上では、「安倍は<反知性>だったが、 …
その7 本城雅人の『オールドタイムス』を読む 2020.10.07 ×月×日 菅新政権は、デジタル庁創設を盛んに謳っている。公明党は福島県に設置したらどうか、と提案した。世はまさにデジタル時代だが、デジタル改革はスマホと密接に連動している。高齢者に多い「スマホ難民」はどこへ押しやられるのか。 新型コロナウ …