こう見えて元タカラジェンヌです

  • 著者:天真みちる
  • 写真:四方花林
    装幀:芥陽子
  • 定価:本体1700円+税
  • 四六判並製288ページ
  • 2021年3月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-013-5 C0095

清く正しく……おもしろく!?

100年以上の歴史を持ち「清く、正しく、美しく」をモットーに女性たちが歌い踊る宝塚歌劇団。その美しさでファンを魅了するスターの隣には、角刈りの車引き・モヒカンのチンピラ・麻薬密売人などクセの強いおじさん役で唯一無二の存在感を発揮した名コメディエンヌ「たそ」の姿があった……。

一次敗退の翌年のタカラヅカ合格、先輩スターに囲まれ興奮の入団と次々にのしかかる試練、奇跡のSMAP×SMAP出演で「タンバリン芸人」になったエピソードなど、音楽学校入学から宝塚歌劇団卒業まで15年の月日をコミカルに描く。

「宝塚に新ジャンルを築いた」と言われた伝説の元タカラジェンヌによる、誰も知らない爆笑宝塚エッセイ。

はつなつみずうみ分光器 after 2000 現代短歌クロニクル

  • 著者:瀬戸夏子
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体2200円+税
  • 四六判並製/258ページ
  • 2021年5月25日 初版第一刷刊行
  • 978-4-86528-032-6

穂村弘、枡野浩一、東直子らが次々に歌集を刊行し、現代短歌の21世紀は幕を開けた──。

ネットや同人誌の隆盛を背景に、多彩な才能が活躍し、熱くきらめきつづけた20年間。
評論や小説でも注目される歌人・瀬戸夏子が選んだ、時代を刻んだ55の読むべき歌集でたどる最先端短歌ガイドにして、待望の現代短歌クロニクル。
2000年以降に刊行された重要な歌集の意味・面白さ・読みどころを紹介、加えて代表歌10首を選び出しました。また「ニューウェーブ」「ポストニューウェーブ」など、今日の現代短歌史のキーワードをコラムで論じます。
穂村弘以降、必読の若手現代歌人を徹底紹介したベストセラー・アンソロジー『桜前線開架宣言 Born after 1970現代短歌日本代表』の姉妹編となるマスト・バイ・アンソロジーがついに登場!

満天の花

  • 著者:佐川光晴
  • 装幀:鈴木成一デザイン室
    装画:カワタアキナ
  • 定価:本体2300円+税
  • 四六判上製552ページ
  • 2021年5月8日 第一刷発行
  • 978-4-86528-026-5 C0093

文芸評論家・末國善己氏推薦!
「女性通訳を主人公に、幕末を外交の視点で捉えた斬新な時代小説だ」
勝海舟と出会った青い目の少女の運命が、日本の歴史を大きく動かす
時は幕末、長崎。オランダ人商館員と遊女との間に生まれた少女・花。
青い目を隠して暮らしていたが、勝海舟と出会ったことで花は激動の世界史の渦の中に投げ込まれる。
西欧列強や幕府へも毅然と立ち向かう通詞・花。
時代の常識にとらわれず、才能と意思で生き抜く女性を描いた、佐川光晴の新境地!

ルワンダでタイ料理屋をひらく

  • 著者:唐渡千紗
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1800円+税
  • 四六判並製264ページ
  • 2021年3月28日 第一刷発行
  • 978-4-86528-021-0 C0095

日本人シングルマザー、アフリカで人生を変える!

突然の思いつきから、五歳の息子とともにルワンダへ渡り、タイ料理屋「ASIAN KITCHEN」をひらくことにした著者。
ルワンダには旅行で訪れたことがあるだけで、飲食店での勤務経験もなし。そんな突然の決意に驚く周囲を振り切って、無事にお店をオープンさせるが、はじめてのお客さんはまさかの泥棒⁉︎ しかも、スタッフは電子レンジを水洗いして壊すし、突然の停電と断水なんて日常茶飯事だし……あ〜もう発狂寸前!
常に困惑しながらも、息子ミナトや、過酷な状況でもたくましく生きるルワンダの人々に背中をおされて奮闘する日々を描く。人生という「旅」の醍醐味が味わえる傑作ノンフィクション。

戦前尖端語辞典

  • 著者:平山亜佐子
    絵・漫画:山田参助
  • 装幀:鈴木成一デザイン室
    本文組版:blanc
  • 定価:本体1,800円+税
  • 四六版並製/208ページ
  • 2021年2月15日 第一刷発行
  • 978-4-86528-011-1 C0095

戦前の風俗が立ち上がる破天荒で豊潤な285語を解説!!

「ガッカリアイエンコ」が「デスペレート」 でその「エル」が 「羅漢様」で 「ゲシュペンシュテル」……この意味わかるかい?

生活、学生、外来語、思想、女学生、文化、医療、社会、隠語の9つのジャンルからなる新語・流行語を大正8年〜昭和15年までの約30の流行語辞典から収録。言葉が生まれる背景から関係する当時の事件まで、多くの引用とともに書かれた著者オリジナルの解説に加え、同時代の文芸作品から用例を入れ、使い方を示した。当代きっての漫画家・山田参助のイラストもふんだんに使ったダンゼンたのしいモダンな一冊‼

少女マンガのブサイク女子考

  • 著者:トミヤマユキコ
  • 漫画:笹生那実
    装画:ハギーK
    装幀:いすたえこ+伊藤里織
  • 定価:本体1700円+税
  • 四六判並製/192ページ
  • 2020年10月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-293-1 C0095

ヒロインにはなぜ、ブサイクがいないの?

ライター・少女マンガ研究者の著者による、前人未到の少女マンガ×ルッキズムエッセイ誕生!
少女マンガのヒロインはたいてい美人。ブサイクという設定でも、「全然ブサイクじゃないじゃん!」と突っ込みたくなるかわいい女の子ばかり……。
と思いきや、少女マンガの「ブサイクヒロイン」は、こんなにたくさん存在していた!!
本書では、萩尾望都、山岸凉子、岡崎京子、安野モヨコなどの大御所から若手、知る人ぞ知る伝説的作家まで、全26作品を収録。
各章の終わりには70年代に美内すずえなどの敏腕アシスタントとして活躍した笹生那実による考察マンガ、巻末には能町みね子との特別対談を掲載!

こんこん狐に誘われて 田村隆一さんのこと

  • 著者 橋口幸子
  • 装幀:鈴木成一デザイン室
    写真:松原蒼士
    装画:早川志織
  • 定価:本体1,700円+税
  • 四六判変型上製/144ページ
  • 2020年10月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-003-6 C0093

秋も深まった肌寒い日。田村さんは突然帰ってきた。
その日から戦後最大の詩人が私の大家さんになった――。


パジャマで歩きまわり、こんこん狐に誘われて酒を飲む。
戦後最大の詩人、天才と呼ばれた田村隆一の飾り気のない「もうひとつの素顔」をリリカルな筆致で描き出す。
1980年田村さんと和子さんと過ごした稲村ヶ崎の日々を、当時の写真とともに編み込んだ密やかな傑作エッセイ。

落語の行間 日本語の了見

  • 著者:重金敦之
  • 装画:村上豊
    装丁:神田昇和
  • 定価:本体1800円+税
  • 四六判上製/256ページ
  • 2020年10月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-297-9

志ん生は“フラ”の天才、演目を研ぎに研いだ八代目・桂文楽は“本寸法”そのものの人だった

「広辞苑」からは拾いきれない“はみだし語”を、落語から紐解く、他に類を見ない語学書が誕生しました!
日本の口承文化・落語。この落語を生業とする名落語家の演目をもとに、言葉の意味・本質を解き明かします。
落語ファンはもちろん、言語マニアも必読の一冊です。

マル農のひと

  • 文と絵:金井真紀
    取材協力:道法正徳ほか
  • 装幀:矢萩多聞
  • 定価:本体1,700円+税
  • 四六判並製/248ページ
  • 2020年8月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-288-7 C0095

爆笑必至。パワーワード満載で描く、超パンクな「農のひとびと」ノンフィクション!!

瀬戶内海に浮かぶ島の農協で仕事をしながら道法正徳さんがたどり着いた魔法のような農法ができるまで。ギュッと縛って砂利を撒く驚きの農法はどうやって確立されたのか。
2部では農法実践者のはなしを聞く。隠れキリシタン、水俣、原発…変なおっちゃんに連なるやっぱり変な農のひとたちのはなしから、色とりどりの人生が見えてくる。

響映する日本文学史

  • 著者:島内裕子
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1800円+税
  • B6版並製/194ページ
  • 2020年10月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-296-2 C0091

『古今和歌集』から夏目漱石まで、つながりを知れば文学はもっと楽しい!

古典から近代に至るまで、ひとつの文学作品はまた別の作家を産み、作家たちはまた新たな作品を作り続けてきた。
たとえば、『源氏物語』に引用される古歌は在原行平が須磨を訪れたときに詠んだ和歌を踏まえているのは有名な話だが、さらに、謡曲を愛した夏目漱石は「涼しさの闇を来るなり須磨の浦」という俳句を残している。
またその夏目漱石が執筆した『草枕』は、刊行から六十年近い歳月が経ってから翻訳され、カナダのピアニスト、グレン・グールドの座右の書となったという。その後、日本では、グールドと『草枕』の研究が進展している。
それぞれの関連性を軸に、「響映」=「響き合い、映じ合う」という視点から史実をひもとくことで、新たな日本文学の姿を明らかにする。
まるで物語のように読み進められる、ドラマティックな文学史入門。