椅子クラフトはなぜ生き残るのか
坂井素思
職人たちの小規模生産が生き残る椅子づくりの世界に多角的にせまる
書誌情報
- 定価
- 2,200 円(税込)
- 電子書籍価格
- 2,090 円(税込)
- ジャンル
- 政治・経済・社会
- 刊行日
- 2020年05月30日
- 判型/ページ数
- 四六判 並製 256ページ
- ISBN
- 978-4-86528-277-1
- Cコード
- C0033
- 装幀・装画
- 松田行正+杉本聖士/装幀
内容紹介
古代エジプト文明以来、人間とともにあり、 専門職人たちの手でつくられてきた椅子は、近代を迎えて大きな転機を迎える。 大量生産と機械化の時代を潜り抜け、手づくりの小規模生産が生き残るのはなぜか。 ものづくりの将来と日本の経済社会を見据え、クラフツ経済の現代的課題と強みをさぐる。【図版多数掲載】
近年、他業種の傾向に反して木製家具製造業で、従業員3人以下の事業所数シェアが増大しているのはなぜだろうか。椅子という商品には、生産や流通をめぐる経済構造に特別な点があるのだろうか。作り手そして購入者にとっての、椅子の魅力と特性とは何だろうか。
近代椅子の名作、現代日本の椅子作家の作品に触れながら、職人たちの小規模生産が生き残る椅子づくりの世界に多角的にせまる。