ヴァージニア州レキシントン生まれ。ボストン美術館付属学校、ワシントン・アンド・リー大学、アート・ステューデンツ・リーグで学ぶ。ロバート・ラウシェンバーグの誘いでブラック・マウンテン・カレッジにも参加し、ロバート・マザウェルらのもとで学んだ。その後、陸軍での兵役を経て、1957年にローマへ移住。色鮮やかな筆触の散在する絵画作品を展開した。しかし、1960年代半ばには一転、グレー・ペインティングと呼ばれる作品で注目を集める。灰一色の画面に引かれた、一見無造作ながら繊細さを備えた線は、素材の物質性を通じて描く行為を想起させる。その後、1970年代後半以降の作品には、豊かな色彩や具象的なモチーフが現れるようになってゆく。絵画作品のほか、彫刻や写真も手がけた。