【オンデマンド版】評伝梶井基次郎 視ること、それはもうなにかなのだ

評伝梶井基次郎

視ること、それはもうなにかなのだ

独自の感覚世界と人生に著者が25年の歳月をかけ全貌に迫る、梶井評伝の決定版

書誌情報

定価
8,800 円(税込)
電子書籍価格
4,950 円(税込)
ジャンル
刊行日
2010年08月30日
判型/ページ数
A5判 上製 464ページ
ISBN
978-4-86528-008-1
Cコード
C0090
装幀・装画
佐野裕哉/装丁、清岡秀哉/従来版装幀

内容紹介

31歳という短い生涯で『檸檬』をはじめとする数々の傑作短編を残し、いまも表現者に大きな影響を与える不世出の作家。その独自の感覚世界と人生に著者が25年の歳月をかけ全貌に迫る。梶井評伝の決定版。

※本書は、現在オンデマンド版を取り扱っております。従来の版と内容は同一ですが、装丁や定価が異なります。その旨、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

目次

第一部 同人たち/城のある町/レモン/「瀬山の話」/幻視者/「青空」創刊
第二部 大学生活/行き悩む創作/青春賦/それぞれの道
    /「ある心の風景」/「新潮」への誘い/二重の自我/大正末
第三部 「冬の日」/「冬の日」の評価/闇と光/湯ヵ島/三好との友情
    /素材/湯ヵ島最後の日々/白日の中の闇/同人誌仲間/昭和三年
第四部 上京/帰阪/社会への関心/「根の深いもの」/移転/昭和五年秋
第五部 『檸檬』/『檸檬』の反響/「のんきな患者」/終焉

参考文献/付録/あとがき

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著者プロフィール

柏倉康夫 (カシワクラ・ヤスオ)

1939年東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。NHK解説主幹、京都大学大学院文学研究科教授を経て、放送大学教授・副学長・附属図書館長。現在同大学名誉教授。京都大学文学博士。フランス共和国国家功労勲章シュヴァリエを叙勲。主な著書に『マラルメ探し』『生成するマラルメ』『アンリ・カルティエ=ブレッソン伝』、『パリの詩・マネとマラルメ』、『指導者はこうして育つ フランスの高等教育グラン・ゼコール』『石坂洋次郎「若い人」をよむ 妖しの娘・江波恵子』『ノーベル文学賞』。『評伝梶井基次郎 視ること、それはもうなにかなのだ』『敗れし國の秋のはて 評伝堀口九萬一』『私たちはメディアとどう向き合ってきたか』『思い出しておくれ、幸せだった日々を 評伝ジャック・プレヴェール』、訳書にS・マラルメ『賽の一振りは断じて偶然を廃することはないだろう』、J・L・ステンメッツ『マラルメ伝』などがある。

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