「ひきこもり」経験の社会学
関水徹平
「ひきこもり」経験とはどんな経験なのか?「自分の物語」を見つけられないすべての人に贈る一冊。
書誌情報
- 定価
- 3,960 円(税込)
- ジャンル
- 政治・経済・社会
- 刊行日
- 2016年10月30日
- 判型/ページ数
- 四六判 上製 400ページ
- ISBN
- 978-4-86528-020-3
- Cコード
- C0036
- 装幀・装画
- 佐野裕哉/装幀、松田行正+杉本聖士/従来版装幀
内容紹介
斎藤環氏推薦!「医療化の視点が取りこぼし続けてきた、ひきこもり問題の社会的様相が浮かび上がる。若い研究者の真摯な好奇心と学問的誠実さのみが可能にする、ひきこもりの新しい物語がここにある。」
「ひきこもり」経験とはどんな経験なのか?「自分の物語」を見つけられないすべての人に贈る一冊。ひきこもり研究の新たな担い手がここに誕生! 物語は自由につくり出せるものではなく、その人の生活史的に規定された状況において、その人が本当に信じられる生き方として見いされなければならない。この意味で、本章で考察した「ひきこもり」経験とは、信じるに足る真実の物語を見いだす模索のプロセスである。
(本文より)