50代、単身、フリーランス、お金なし。さらにコロナ禍でバイトをクビに──ライターと国会議員・小川淳也さんが繰り広げた“政治問答365日”
書誌情報
- 定価
- 1,870 円(税込)
- 電子書籍価格
- 1,650 円(税込)
- ジャンル
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- 刊行日
- 2021年09月05日
- 判型/ページ数
- 四六判 並製 280ページ
- ISBN
- 978-4-86528-045-6
- Cコード
- C0031
- 重版情報
- 7
- 装幀・装画
- 伊野孝行/イラスト、松田行正+杉本聖士/装幀
内容紹介
息が詰まるほど不安で苦しい生活が続くのは、「私のせい」?
まったく分からない“不安”の正体を知るべく降り立ったのは、永田町・衆議院第二議員会館。この「分からない」を解決するために、国会議員の小川さんに直接聞いてみることにした──。
映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』で話題の国会議員・小川淳也に、相撲・音楽ライターとして活動する和田靜香が、生きづらさの原因を直接ぶつけた汗と涙の激論の数々! お金、住まい、税金、働き方、ジェンダーなど、人それぞれが抱える悩みを政治の力を使って解決へ導く一冊。
日本はこれからどうなっちゃうんだろう? 私はここで、どう生きたらいいんだろう?
願いはある。一人もとりこぼされることなく、全員があたりまえに安心できる暮らしが保証されることを。誰かが助かるために、誰かが蹴落とされないことを。今日の誰かの営みが、誰かの明日を創ることを。分かち合い、共にあることを。強く、強く、願う。私はそういう社会に生きたい。そうでないと生きることが難しい。絶対的死活問題だ。
じゃあ、そのために、私はどうすればいいんだろう?
それが分からなくて、知りたくて、2020年11月、私は東京の地下鉄・永田町の駅に降り立った。向かうのは衆議院第二議員会館。国会議員に、直接聞いてみることにした。
えっ? 何を考えてんだ、あんた?
大丈夫。ムチャなのは知っている。私はたいていの場合、そんな風に生きてきた。あとさき考えず、思うままに、やみくもに。私は自分の「分からない」をぶつけに行くことにした。高まる気持ちはまるで道場やぶりだ。当たって砕けろ!
ドンドンドンッ、たのも────っ!
──はじめに「コロナ禍の前から私はずっと不安だった」より