藝大でアート? 東京藝術大学学生と社会人がともに学んだ「アート×福祉」プロジェクトの記録。アートという光を当てると、見えないものが見えてくる

書誌情報

定価
1,980 円(税込)
電子書籍価格
1,870 円(税込)
ジャンル
刊行日
2022年02月04日
判型/ページ数
四六判 並製 256ページ
ISBN
978-4-86528-066-1
Cコード
C0036
重版情報
4
装幀・装画
鈴木千佳子/装幀

内容紹介

「死にたい人の相談にのる」という芸術活動
老人の方とつくる演劇で認知症を疑似体験
お葬式まで出すホームレス支援
セックスワーカーの法律相談
西成のおばちゃんと立ち上げるファッションブランド
トリーチャーの当事者と考える「普通」とは何か

介護、障害、貧困、LGBTQ+、そしてアート。様々な分野で活躍する人々と、東京藝術大学 Diversity on the Arts プロジェクト(通称DOOR)の受講生がともに学び、考える。そこから見えてきたのは、福祉と芸術が「人間とは何かを問う」という点でつながっているということ。ケアとアートの境界を行く17項!

目次

はじめに  伊藤達矢
なぜ「アート× 福祉」? アートの特性が社会を変える  日比野克彦

❖講義編❖
「助けて」といえる社会へ ホームレス支援と「子ども・家族marugotoプロジェクト」  奥田知志
「風テラス」という試み セックスワーカーの法律相談  浦﨑寛泰
ダイバーシティと「表現未満、」 重度知的障害者と家族の自立  久保田翠
鬱から始まるアート 躁鬱研究家と「いのっちの電話」  坂口恭平
誰もが誰かのALLYになれる 多様な性のあり方とフェアな社会  松岡宗嗣
「アートなるもの」がアートを超える 服から始まるコミュニケーション  西尾美也
つながりがつくる希望 介護民俗学と「すまいるかるた」  六車由実
老いと演劇 認知症のひとと楽しむ「いまここ」  菅原直樹
罪を犯したひとたちとどう生きる? ドキュメンタリー制作から考える修復的司法  坂上香

❖実践編❖
福祉と建築が向き合う、答えなきもの  金野千恵×飯田大輔
普通って何だろう? 「見た目問題」を超えて  石田祐貴
日常というギフト 地域の「信頼」というセキュリティ  ミノワホーム
誰かのミカタ地図 孤立したひとの居場所をつくる  香取CCC
他者について想像する力、変わろうとする力  田中一平

〈DOOR受講生鼎談〉 アートとは、福祉とは、多様性とは?

『ケアとアートの教室』の感想をおくる

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