ふりょの星

川柳のビッグバン!

書誌情報

定価
1,870 円(税込)
電子書籍価格
1,870 円(税込)
ジャンル
刊行日
2022年04月28日
判型/ページ数
四六判 並製 144ページ
ISBN
978-4-86528-083-8
Cコード
C0092
装幀・装画
北野亜弓(calamar)/装幀

内容紹介

川柳のビッグバン!
川柳アンソロジー『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房)でも最年少柳人として紹介された、Z世代のトップランナーによるネオ川柳。 言葉を限りなく自由に操り、読んだ者を骨抜きにする、魅惑の250句。



意味深な無意味な言葉の羅列。読み終わる頃には、言葉を食べてお寿司を読みたくなるに違いない。
──Dr.ハインリッヒ(芸人)


川柳を作るとき、私はさながら迷子センターのようです。
私のもとにやってきた言葉とすこしの時間だけお話して、送りだしてあげる。
誰もむかえにきていなくても。──「あとがき」より



〈収録句より〉
良い寿司は関節がよく曲がるんだ
いけにえにフリルがあって恥ずかしい
県道のかたちになった犬がくる
観覧車を建てては崩すあたたかさ
銀色の曜日感覚かっこいい
寵愛を受けて現像液のなか
ティーカッププードルにして救世主
賛意って子持ちししゃものことなのか
たてまつる永遠のつきゆび
未来はきっと火がついたプリクラ
コングラチュレーション 寝ない子 コングラチュレーション

 

【FUDGE】『ふりょの星』の書評が掲載されました

目次

OD寿司
いけフリ
ネバーランドの残り湯
恋と筐体
霊柩車ほぐし
天地無用の子供たち
タイムパトロール
付録
永遠のつきゆび
もしもし、
この世のベッドルームミュージック

あとがき

『ふりょの星』に関する情報

著者プロフィール

暮田真名 (クレダ・マナ)

1997年生。川柳句集『ふりょの星』(左右社)。他に『補遺』『ぺら』(私家版)。『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房)入集。「川柳句会こんとん」主宰。「当たり」「砕氷船」メンバー。NHK文化センター青山教室で「現代川柳ことはじめ」講師、荻窪「鱗」で「水曜日のこんとん」主催。

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