翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり

翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり

『赤毛のアン』『ロング・グッドバイ』など不朽の名作を、片岡さんと鴻巣さんが競訳! 翻訳から言葉の謎と作家の頭の中が見えてくる。

書誌情報

定価
1,870 円(税込)
ジャンル
刊行日
2014年08月20日
判型/ページ数
四六判 並製 224ページ
ISBN
978-4-86528-100-2
Cコード
C0090
重版情報
3
装幀・装画
永利彩乃/装幀

内容紹介

冴々とした本だなあ。
広大な平原に、
片岡・鴻巣両氏と一緒にぽつんと立って、
言葉の地平を眺めている気持ちになった。
挑戦的で明晰、そしてなんとも魅惑的。
──江國香織 なんて楽しそうな遊び。
でも、実はこれ、
びりびりするような
魂のバトルじゃないかなあ。
──穂村弘

目次

はじめに
翻訳問答ルール
その1 ジェイン・オースティン
Pride and Prejudice  思い上がって決めつけて/結婚狂想曲
その2 レイモンド・チャンドラー
The Long Goodbye  逢えないままに/さよならは一度だけ
その3 J・D・サリンジャー
A Perfect Day for Bananafish  まるでバナナフィッシュの一日/バナナフィッシュ日和
その4 J・M・モンゴメリー
Anne of Green Gables  少女がここに生きる/夢みるアン
その5 トルーマン・カポーティ
In Cold Blood  冷血にも
その6 エミリー・ブロンテ
Wuthering Heights  嵐が丘/嵐が丘
その7 エドガー・アラン・ポー
The Fall of the House of Usher  アッシャー家が崩れ落ちる/アッシャー館の倒壊
おわりに

『翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり』に関する情報

著者プロフィール

片岡義男 (カタオカ・ヨシオ)

1939年東京生まれ。小説家、翻訳家、写真家、エッセイスト、評論家。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年発表した「スローなブギにしてくれ」で野性時代新人賞受賞。近著に『いつも来る女の人』『彼らを書く』『窓の外を見てください』『片岡義男COMIC SHOW』(共著)など。

鴻巣友季子 (コウノス・ユキコ)

東京生まれ。翻訳家。主訳書に、J・M・クッツェー『恥辱』『イエスの幼子時代』『イエスの学校時代』、マーガレット・アトウッド『昏き目の暗殺者』『獄中シェイクスピア劇団』『誓願』、アマンダ・ゴーマン『わたしたちの登る丘』など多数。同時代文学の翻訳紹介とともに、古典の新訳と研究にも力を注ぐ。2003年、エミリー・ブロンテ『嵐が丘』の新訳が大きな注目を集め、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』、マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』などの他、シェイクスピア『ロミオとジュリエット』の小説版翻案も手がけ、解説書『謎とき『風と共に去りぬ』』は誰もが知る古典作品に新たな光を当てた。 翻訳に関する著書も多く、『翻訳問答』(片岡義男との共著)や『翻訳問答2』をはじめ、『明治大正—翻訳ワンダーランド』『翻訳ってなんだろう?』『翻訳教室—はじめの一歩』など多数。大学で翻訳の教鞭をとる。

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