ラインズ 線の文化史

ラインズ 線の文化史

人類学とは、人間がこの世界で生きてゆくことの条件や可能性を問う学問である

書誌情報

定価
3,025 円(税込)
電子書籍価格
2,530 円(税込)
ジャンル
刊行日
2014年06月30日
判型/ページ数
四六判 上製 280ページ
ISBN
978-4-86528-101-9
Cコード
C0039
重版情報
10
装幀・装画
松田行正+杉本聖士+山内雅貴/装幀

内容紹介

世界的な注目を集める人類学者インゴルドのベストセラーにして代表作。

各界から絶賛!!

磯野真穂(人類学者)
ラインは伸びる。どこまでも。どこまでも
千葉雅也(哲学者)
本書は、途中=ラインの連続的な変容への讃歌である。
山口周(独立研究者)
大事なことは「点」ではなく「線」に宿る。世界の見え方が一変する。

紀伊國屋じんぶん大賞2015 第4位!

歩くこと、物語ること、歌うこと、生きること……
これらに共通するものは何だろうか。それは、どれも〈線〉に沿って進む営みだということだ。
インゴルドは、人間が紡いできた〈線〉を人類学の視点から捉え直し、世界の新しい見え方を私たちに示す。


歩き、話し、身ぶりでものを伝える生物である人間は、あらゆる場所でラインを生み出す。ラインの制作line-makingは、声や手足の使用と同じように至るところで見られるばかりでなく、人間の日常的活動のあらゆる場面を包括している。したがって、さまざまなラインはひとつの研究領域をなしているのだ。本書が示そうとするのはそうした領域である。(本書より)


 

目次

日本語版への序文
謝辞

序論
第一章 言語・音楽・表記法
第二章 軌跡・糸・表面
第三章 上に向かう・横断する・沿って進む
第四章 系譜的ライン
第五章 線描・記述・カリグラフィー
第六章 直線になったライン

人類学の詩的想像力 訳者あとがき(工藤晋)
さわやかな人類学へ 解説に代えて(管啓次郎)

『ラインズ 線の文化史』に関する情報

著者プロフィール

ティム・インゴルド (インゴルド、ティム)

1948年英国バークシャー州レディング生まれ。社会人類学者。トナカイの狩猟や飼育をめぐるフィンランド北東部のサーミ人の社会と経済の変遷についてフィールドワークを行なう。線という観点からあらゆるものを捉えなおす『ラインズ 線の文化史』(原著2007)、手の仕事を通じて人類学を編みなおす『メイキング 人類学・考古学・芸術・建築』(原著2013)のほか、『生きていること』(原著2011)、『ライフ・オブ・ラインズ 線の生態人類学』(原著2015)、『人類学とは何か』(原著2018)、未邦訳の著書としてThe Appropriation of Nature(1986)、アカデミズムにおける進化の概念を俯瞰するEvolution and Social Life(1986)、世界の知覚のあり方を問い直すThe Perception of the Environment(2000)などがある。

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