LOOP 映像メディア学Vol.5

界的メディア・アーティスト藤幡正樹の70〜80年代を聞くインタビュー、都市と芸術になにが出来るかアート・フェスティバルの未来を問う相馬千秋・五十嵐太郎・桂英史鼎談の記事を掲載。

書誌情報

定価
1,100 円(税込)
ジャンル
シリーズ
刊行日
2015年03月30日
判型/ページ数
四六判 並製 256ページ
ISBN
978-4-86528-112-5
Cコード
C0070
装幀・装画
五十嵐哲夫/装幀

内容紹介

映像メディア学を追求する東京芸術大学大学院映像研究科では、さまざまなメディアを駆使した制作と教育を行うとともに、映像文化に関わるメディアのあるべき方向性について多様な観点から研究している。「LOOP 映像メディア学Vol.5」では、世界的メディア・アーティスト藤幡正樹の70〜80年代を聞くインタビュー、都市と芸術になにが出来るかアート・フェスティバルの未来を問う、相馬千秋・五十嵐太郎・桂英史鼎談ほかの記事を掲載しています。

目次

クロニクル 技術・メディア・表現―73年〜83年—
【藤幡正樹】聞き手・構成=編集部
およそ七〇年代から八〇年代にかけての日本社会は、文化的には万博からはじまるバブル期の中にいたわけだが、個人的には高校生から大学大学院卒業修了の時期にあたる。予算数千円の8ミリ映画から、数億円規模のCGまでの間を十年間で駆け巡ったという現実を考えると、この変化は個人的なだけでなく、社会的にも大きかったことがわかる。—―日本を代表するメディア・アーティスト、藤幡正樹の初期10年間。
アート・フェスティバルの未来
都市と芸術、そしてあたらしいオーディエンス
【相馬千秋+五十嵐太郎+桂英史】
「[アートフェスティバルのディレクションにおいて]発信する側が何をしたいか、言説がフォーマット化できていない。行政の側もそのような言説に触れることに慣れていない。それゆえにこんな軋轢が起こるのではないか。これだけたくさんの自治体から、芸術祭の話が聞こえてくる現在だからこそ、そういう話をしておきたい。」(=桂英史)
[コンテンポラリー・アニメーション入門]
個人作品と商業作品 ―イーゴリ・コヴァリョフ インタビュー
社会批評としてのアニメーション:チャンネル4の歴史 ―クレア・キッソン インタビュー
【山村浩二】
アニメーション映像の可能性の最先端を走る短編アニメーション。その作品を観る機会を増やし、基礎知識を共有して、コンテンポラリー・アニメーションの見取り図を描くことを目指して、東京藝術大学大学院映像研究科では、世界的に「いま」を象徴する作家の作品の鑑賞を中心に、講義を公開で行っている。
[インタビュー]
音楽劇におけるインターメディア ―ニコラ・サーニ インタビュー【田中麻里奈】
編集者 川島章正 ―川島章正インタビュー【横山昌吾】
[テクニカルノート]
縄文土器のための展示技術開発 デジタルファブリケーションの活用
【木村稔+桐山孝司+千葉毅】
[研究ノート]
さようなら、コンピュータアート ――槌屋治紀インタビュー【馬定延】
[論文]
現代演劇における、音のドラマトゥルギー〜空間を作曲する〜【田中麻里奈】
[資料]
水曜会リスト

『LOOP 映像メディア学Vol.5』に関する情報

著者プロフィール

東京藝術大学大学院映像研究科 (トウキョウゲイジュツダイガクダイガクインエイゾウケンキュウカ)

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