家族と法 比較家族法への招待

家族と法

比較家族法への招待

日本の家族法の考え方を知り、 社会の変化や技術の進展を見据えたありうる家族法のすがたを考える

書誌情報

定価
1,980 円(税込)
電子書籍価格
1,980 円(税込)
ジャンル
シリーズ
刊行日
2014年12月10日
判型/ページ数
B6判 並製 205ページ
ISBN
978-4-86528-116-3
Cコード
C0332
装幀・装画
松田行正+杉本聖士/装幀

内容紹介

新旧民法の比較、 中国や韓国など東アジア諸国との比較、 さらに現行法と仮想状態との比較。 3つの比較を通じて、日本の家族法の考え方を知り、 社会の変化や技術の進展を見据えたありうる家族法のすがたを考える。 概説書のサブテキストに最適の1冊!

 


 

「この本の目標は、比較を通じて、 日本の家族法の特色を理解してもらうことにある。 日本の家族法の特色を理解するということは、 いま・ここにあるのとは違う家族法がありうる という認識を獲得するということでもある。 こうした理解・認識は、 日本の一般市民にとっても外国の留学生にとっても、 自国の現行法を相対化し、あるべき家族法の姿を探究するための手がかりになるはずである」 (序章より)

目次

はじめに 家族とは何か?
序章 留学生と一般市民のために
第一章 家族の役割 法律上の共同生活体
第二章 家族の成立 婚姻と親子関係
第三章 家族の崩壊 暴力と別居
第四章 家族の変化 氏・戸籍・子ども
第五章 家族と医療 生殖補助医療
第六章 家族と財産 財産分与と配偶者相続権
補論 未認知婚外子の法的保護 家族法と不法行為法の交錯

・コラム
1)家族に関する法=家族法?
2)もし扶養義務がなければ?
3)任意後見契約とパートナーシップ
4)もし嫡出推定がなければ?
5)結婚式あれこれ
6)DV防止法・児童虐待防止法以前は……
7)医療ネグレクト
8)戸籍は何のためにあるのか?
9)親権がなければ親でない?
10)親は二人でなければならないか?
11)同性カップルと子ども
12)家族財産法がなければ……
13)養子と契約
14)モーパッサンの小説から

あとがき 「いま・ここ」から「別様へ」
資料/参考文献

『家族と法 比較家族法への招待』に関する情報

著者プロフィール

大村敦志 (オオムラ・アツシ)

法学(民法)。 東京大学教授。法制審議会民法(債権関係)部会幹事、生殖補助関連親子法制部会幹事。成均館大学、ソウル国立大学、パリ第2大学、コロンビア・ロースクールなどの客員教授を歴任。主な著書に『法典・教育・民法学』『家族法 第3版』『基本民法I~III』(以上有斐閣)、『民法総論』『民法改正を考える』(以上岩波書店)、『生活民法入門』(東京大学出版会)などがある。

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