芸術は世界の力である

芸術は世界の力である

《ヴィーナスの誕生》のヴィーナスに、女性の肉体美を感じたら不謹慎なのか? いや、そこから芸術体験は始まると本書は語ります

書誌情報

定価
2,090 円(税込)
電子書籍価格
2,090 円(税込)
ジャンル
シリーズ
刊行日
2014年12月30日
判型/ページ数
B6判 並製 249ページ
ISBN
978-4-86528-117-0
Cコード
C0371
装幀・装画
松田行正+杉本聖士/装幀

内容紹介

世界の根源的なパワーを表現しつくした、古典芸術の傑作に深く酔いしれるためにはこうすれば良い! 感動と驚きと未知なる体験が待っている、常識をこえた西洋芸術入門書。放送大学人気教授による入魂の一冊。カラー口絵16頁。

 


「皆様は、かなり驚かれるかもしれません。 私がこれから語ることは、多くの日本人にとっては、 初めて聴く話のはずなのですから。 しかし、ヨーロッパの芸術、特にルーヴル美術館に展示されているような、 十八世紀までの古典的な芸術については、 私がこれからお話しすることこそが、必須の知識なのです。 私がこれからお話しすることを、 頭に入れておきさえするならば、 ヨーロッパに行って、大美術館に入って、 心の底から芸術の魅力にひたることができるのです。」
(本文より)

目次

・はじめに
・第一章 《ヴィーナスの誕生》に魅せられて
・第二章 システィーナ天井画のスーパーパワー
・第三章 《アテネの学童》と《パルナッソス》の深い意味
・第四章 《ポンパドゥール夫人肖像画》のあでやかさ
・第五章 《食前の祈り》の深い静けさ
・第六章 《サン・マルコ広場:南を望む》の素晴らしさ
・第七章 《リュート弾き》の幻惑的な迫真性
・第八章 《ミロのヴィーナス》のセクシュアルなたたずまい
・第九章 パルテノン神殿のたおやかな肉体性
・図版一覧
・あとがき

『芸術は世界の力である』に関する情報

著者プロフィール

青山昌文 (アオヤマ・マサフミ)

放送大学教授。博士(東京大学)。美学、芸術学、自然哲学。
主な著書に『美学・芸術学研究』『芸術史と芸術理論』、編著書に『舞台芸術への招待』『社会の中の芸術』『比較思想・東西の自然観』(いずれも放送大学教育振興会)などがある。

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