日本映画史上初!「ドライブ・マイ・カー」が第94回アカデミー賞作品賞ほか4部門ノミネート! 世界が注目する濱口竜介監督の書き下ろし演出論
書誌情報
- 定価
- 2,750 円(税込)
- 電子書籍価格
- 2,640 円(税込)
- ジャンル
- 芸術・デザイン・写真
- 刊行日
- 2016年01月25日
- 判型/ページ数
- 四六判 並製 308ページ
- ISBN
- 978-4-86528-134-7
- Cコード
- C0074
- 重版情報
- 5
- 装幀・装画
- 奥野正次郎(pororoca)/装幀
内容紹介
第74回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の各賞受賞! 世界が注目する濱口竜介監督の書き下ろし演出論。
映画とともに生きるとはいかなることなのか、カメラの性質と演技の本質を根源から問い直し、ワークショップや本読みを経て、これこそが演じることだと思わせる瞬間を引き出す。その驚くべき映画の方法が「ハッピーアワー」の成立過程を通じて解きあかされる!
4万字超の圧倒的な書き下ろし演出論に加え、「ハッピーアワー」シナリオ+サブテキストを完全収録!
カメラの前に立つ者は皆、本人が思う以上のことを為す。カメラの前で為したあなたの振る舞いが、これから日々、この世界の価値を支える、もしくは貶める。大げさに感じるだろうか。そう感じるひとのためにこの文章はある。
(濱口竜介 はじめにより)
演技経験のない4人の女性たちがロカルノ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞し話題となった映画『ハッピーアワー』。市民参加による「即興演技ワークショップ in Kobe」から誕生し、ほとんどの登場人物を演技未経験者がつとめるという本作は、総尺5時間17分という驚くべき大作となった。これまでにない試みで映画をつくりあげたのは、映画学校の生徒たちを起用した4時間を超える大作『親密さ』や、トータル7時間を超える東北記録映画三部作(『なみのおと』『なみのこえ』『うたうひと』)など、常に挑発的な作品づくりを続けてきた濱口竜介。
上映館などの情報は、下記公式HPをご確認ください。
http://hh.fictive.jp/#theater