圧倒的な筆致で描き出す丸山文学の黙示録。待望の書き下ろし長篇、一挙刊行!
書誌情報
- 定価
- 4,070 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ
- 刊行日
- 2016年02月20日
- 判型/ページ数
- 四六判 上製 566ページ
- ISBN
- 978-4-86528-136-1
- Cコード
- C0093
- 装幀・装画
- 松田行正+杉本聖士/装幀
内容紹介
養いの親を手に掛け、放浪に身をやつした青年を襲う大津波。三日三晩を生き延びたとき、あたりにはただのひとりも生者の姿はなかった。無秩序と混沌のなか、希望と絶望とに引き裂かれ、延々と繰り広げられる、独語にも似た死者たちとの問答。奇跡的に得たこの生命、これまでの人生の意味と価値をめぐる葛藤に出口はあるのか。圧倒的な筆致で描き出す丸山文学の黙示録。待望の書き下ろし長篇、一挙刊行! ★上下巻ともに、銀箔押しを使用した豪華なデザインです。画像はえんじ色の上巻、下巻は深緑色です。 記事・書評 東京新聞 2016年3月6日 「寄せては返す批判の言葉」管啓次郎さん