RED ヒトラーのデザイン

RED ヒトラーのデザイン

 多くの人々を煽動したナチス・デザインに、グラフィック・デザイナーの松田行正が迫る。120本以上の映画と、膨大な図版を導き手に解剖する、ヒトラーのデザインの特質とは。

書誌情報

定価
2,970 円(税込)
ジャンル
刊行日
2017年08月15日
判型/ページ数
四六判 並製 368ページ
ISBN
978-4-86528-176-7
Cコード
C0070
重版情報
2
装幀・装画
松田行正/ブックデザイン、倉橋弘/デザイン協力

内容紹介

ポスターや制服、シンボル・マークから、建築、党大会まで、ありとあらゆる場所に散りばめられたヒトラーのデザイン。デザインを読み解いた先に、ヒトラーの「たくらみ」が見えてくる。 「デザイン」に潜む「たくらみ」
制服と記号の帝国
伝統の盗用と繰り返しのナチス様式
回転するハーケンクロイツとめまい
赤い腕章とバナー
ポスターのデザインと書体
軍用機の機体マークとデザイン
ルーン文字を使った記号
光の隊列のストライプと直線
モダニズムの否定と肯定
ムッソリーニの近代主義とヒトラーの古典主義
ロシアン・デザインの影響
デカダンスとエロス四角いコロッセウムと映画
映画の中で表現された専制国家のシンボルマーク

目次

序 ヒトラーのデザイン
第一章 ファッション
第二章 デザイン〈たくらみ〉
第三章 グラフィック
コラム 四角いコロッセオと映画
第四章 イミテーション
コラム ルーン文字の記号
第五章 ハーケンクロイツ
第六章 ライン
付録  ハーケンクロイツ的シンボル群
    映画の中のシンボルマーク
おわりに

『RED ヒトラーのデザイン』に関する情報

著者プロフィール

松田行正 (マツダ・ユキマサ)

本のデザインを中心としたグラフィック・デザイナー。自称デザインの歴史探偵。「オブジェとしての本」を掲げるミニ出版社、牛若丸主宰。『眼の冒険』(紀伊國屋書店)で第37 回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。著書に、『デザインってなんだろ?』(紀伊國屋書店)、『デザインの作法』(平凡社)、『にほん的』(河出書房新社)、『独裁者のデザイン』(河出文庫)、『眼の冒険』『線の冒険』(ちくま文庫)、『RED』『HATE !』『急がば廻れ』『デザイン偉人伝』『アート& デザイン表現史』『戦争とデザイン』(左右社)などがある。http://matzda.co.jp/

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