書誌情報
- 定価
- 3,410 円(税込)
- 電子書籍価格
- 3,410 円(税込)
- 刊行日
- 2017年10月20日
- 判型/ページ数
- 四六判 上製 332ページ
- ISBN
- 978-4-86528-179-8
- Cコード
- C0039
- 重版情報
- 4
- 装幀・装画
- 松田行正+杉本聖士/装幀
内容紹介
人類学と考古学、芸術、そして建築。
これら4つのAをすべて、世界を探究する技術として捉えなおしたならば、どんな風景が広がるだろう。そのために石器を試作し、浜辺を歩き、ある1体の彫像を1週間観察する。そんな授業を続けてきたインゴルドが送る、文化人類学の冒険の書!
チェリスト・ロストロポーヴィチに弟子入りすることと、〈参与観察〉はどう違うのか?
フランスからアフリカまで産出する石斧が、ほとんど同じ形状をしているのはなぜか?
ゴチック建築の傑作、シャルトル大聖堂は、設計図なしにどうやってつくられたのか?
デザインがあってプロダクトがある。では生物は〈デザイン〉されているのか?
この物質世界のなかで、生きているとはどういうことか? それは風に吹かれる凧とどう違うのか? 無数の刺激的な問いから、インゴルドは人間の根本的な条件と可能性を見つけだす。 知るのではない、狩人になるのだ──。
『メイキング』とともに過したものだけが、その意味を知る!