古代ギリシアにおける哲学的知性の目覚め
佐藤康邦
ヘーゲルもニーチェも、 ここからはじまった。 哲学という営みの根源を、 豊穣なる古代ギリシア文化に訪ねる 比類のない哲学への〈誘い〉
書誌情報
- 定価
- 2,200 円(税込)
- ジャンル
- 哲学・思想
- シリーズ
- 放送大学叢書
- 刊行日
- 2018年02月10日
- 判型/ページ数
- B6判 並製 200ページ
- ISBN
- 978-4-86528-189-7
- Cコード
- C0310
- 装幀・装画
- 松田行正+杉本聖士/装幀
内容紹介
ペルシア戦争の悲劇を描き出すトゥキュディデース「戦史」、 近代的人間観につながるエウリピデスらのギリシア悲劇、 恋愛小説として読めるプラトン対話篇。 華開く古代ギリシア文化の精髄に、 哲学という営みの根源を捉える、最良の哲学への道案内。
ヘロドトスやトゥーキュディデースの歴史書は、やがて哲学を打ち立てるに至るようなギリシア人の知性がいかなる現実のなかから生まれてきたかを物語るであろうし、ギリシア悲劇は、深刻な運命を扱い、いかにも哲学的内容を含んでいるかに見える。 (あとがきより)