伝染ってもいいかと愛は愛は愛は ──時実新子

書誌情報

定価
1,650 円(税込)
ジャンル
刊行日
2019年06月30日
判型/ページ数
四六判 上製 96ページ
ISBN
978-4-86528-237-5
Cコード
C0092
重版情報
2
装幀・装画
松田行正+杉本聖士/装幀

内容紹介

80年代に川柳句集『有夫恋』が大ベストセラーとなり、川柳界の与謝野晶子と呼ばれた時実新子。大人の情愛を17音字で描き、女性たちの共感を呼んだ句は、今も色褪せることなく輝き続けている。 2007年に惜しまれてこの世を去った時実新子は、今年で生誕90周年となる。この記念すべき年に、新子の魂を受け継ぐ「現代川柳」編集部の手によって編み直された、川柳アンソロジー決定版。全集未収録句・未発表句を含む珠玉の352句を収録。

 



玉葱のツンと緑のエゴイズム
体内にオリオン誕まれたるを秘す
手に持つと葡萄の房も共犯者
愛そうとしたのよずっとずっとずっと
蝶の道まちがいきって美しや

目次

つんつん
ぽかん
ずきん
ゆらり
あとがき ふたたびの花ある一歩

『愛は愛は愛は』に関する情報

著者プロフィール

時実新子 (トキザネ・シンコ)

1929年岡山県生まれ。川柳作家。17歳で結婚。25歳で神戸新聞川柳壇に初投句、48歳で同川柳壇選者。著書に句集『新子』『有夫恋』『愛走れ』など。『川柳新子座』シリーズ。エッセイ集『愛ゆらり』『死ぬまで女』『悪女の玉手箱』など。87年編集者・大野進と再婚。96年2月「川柳大学」創刊。2007年没。

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