人生で大切なことは泥酔に学んだ
栗下直也
酒癖がヤバいのにどう生きていくか。それが問題だ──。
書誌情報
- 定価
- 1,980 円(税込)
- 電子書籍価格
- 1,980 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ
- 刊行日
- 2019年06月30日
- 判型/ページ数
- 四六判 並製 240ページ
- ISBN
- 978-4-86528-239-9
- Cコード
- C0095
- 重版情報
- 2
- 装幀・装画
- 鈴木成一デザイン室/装幀、早川志織/装画・カット
内容紹介
酔人の星(?)栗下直也が描くアクの強い偉人の爆笑泥酔話27。福澤諭吉から平塚らいてう、そして力道山まで。
酔いがまわって師匠の妻を全裸で通せんぼ 日本開国の父・福澤諭吉
泥酔し大砲で住民を誤射、妻斬り殺しの容疑までかかる 第2代内閣総理大臣・黒田清隆
ウィスキーを呑みながら日本刀で素振り 世界のミフネ・三船敏郎
脅迫されされても飲酒をやめなかった 女性解放運動の先駆者・平塚らいてう
無銭飲食で親友檀一雄を置き去り、おかげで『走れメロス』を書けた 天下のナルシスト・太宰治
日本は失敗が許されない社会といわれ、一度、レールを踏み外すと再浮上が難しい。
しかし、悲しいかな、酒を呑んでしくじったところで人生は終わらない。
出世に通勤、上司、危機管理、宴会から健康。
笑え。潰れるな。バカにされても気にするな!!!! ──ありがとう。いい薬です。 (弊社担当営業 R・A)
彼らはしくじりながらも、それなりに成功を収めた。現代とは生きていた時代が違うと一刀両断されそうだが、彼らは彼らで当時は壮絶に叩かれたり、バカにされたりしている。プライバシーなど皆無な時代なのだから想像するに難くない。それでも前を向いて生きた。──「はじめに」より