太田市美術館・図書館「2020年のさざえ堂——現代の螺旋と100枚の絵」展公式図録。「螺旋」と「さざえ堂」がいざなう巡礼の旅
書誌情報
- 定価
- 2,420 円(税込)
- ジャンル
- 芸術・デザイン・写真
- 刊行日
- 2020年03月31日
- 判型/ページ数
- B5判変形 並製 96ページ
- ISBN
- 978-4-86528-269-6
- Cコード
- C0071
- 装幀・装画
- 平野篤史(AFFORDANCE)/装幀
内容紹介
螺旋構造をもつ仏堂である「さざえ堂」。 異なる手法を用いるアーティスト4名が、「さざえ堂」と「螺旋」を現代の視点から捉え直す。人間の知覚・身体感覚を揺さぶり、現代における信仰の意味、「さざえ堂」の構造・意義に迫っていく壮大な試み。 「百観音巡礼」にならい、100枚の絵の展示に挑む、高橋大輔。 二つの螺旋建造物の差異を、音楽と映像であぶり出す、蓮沼執太。 大規模な絵画によって螺旋空間を構築した、三瀬夏之介。 美術館の中に、物質的な螺旋の迷宮を作りだす持田敦子。 「現代の美術館・展覧会のあり方とは」「他者を受け入れることとは」「美術と信仰の関係性とは」——展覧会のテーマを越え、根源的な問いが立ち現れてゆく。
◉参加アーティスト 高橋大輔(画家)、蓮沼執太(音楽家・アーティスト)、三瀬夏之介(日本画家)、持田敦子(アーティスト)
◉カラー写真充実 ・展示風景の写真充実 ・高橋大輔「100枚の絵」を全収録
◉展覧会を多角的に深めるテキスト ・福岡伸一(生物学者)のエッセイ ・北澤憲昭(美術史家)の論考 ・参加アーティストへのインタビュー ・澁澤龍彦「螺旋について」 ほか