書誌情報
- 定価
- 2,420 円(税込)
- 電子書籍価格
- 2,420 円(税込)
- ジャンル
- 哲学・思想
- 刊行日
- 2020年06月30日
- 判型/ページ数
- 四六判 上製 172ページ
- ISBN
- 978-4-86528-279-5
- Cコード
- C0010
- 装幀・装画
- 松田行正+杉本聖士/装幀
内容紹介
肉食は私たちの〈原罪〉なのか? 過激化するベジタリアン(ビーガン)の論理の危うさを暴き、カニバリズムや人工肉の哲学的意味の議論を通じて、「肉食は我々の義務である」と語る刺激的な哲学エッセイ。
著者は語る。
「菜食主義とは、我が身を神になぞらえる人間の思い上がりである。そこには動物への愛など存在しない──。」
肉食は残酷だ、タンパク質は動物から摂らなくても十分だ……。
食肉加工場の襲撃など、テロリズムにまで過激化するビーガンの主張に、どことなくいかがわしいものを感じるのはなぜだろうか。
人工肉や臓器移植、植物の知性、遺伝子組み換え、動物解放論など、菜食主義をめぐるさまざまなトピックスに触れながら、この世界で私たち人間とはいかなる存在なのか、自在に論じる注目の1冊。