書誌情報
- 定価
- 1,870 円(税込)
- 電子書籍価格
- 1,870 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ 漫画
- 刊行日
- 2020年10月31日
- 判型/ページ数
- 四六判 並製 192ページ
- ISBN
- 978-4-86528-293-1
- Cコード
- C0095
- 重版情報
- 2
- 装幀・装画
- いすたえこ+伊藤里織/装幀、ハギーK /装画
内容紹介
ヒロインにはなぜ、ブサイクがいないの?
ライター・少女マンガ研究者の著者による、前人未到の少女マンガ×ルッキズムエッセイ誕生!少女マンガのヒロインはたいてい美人。ブサイクという設定でも、「全然ブサイクじゃないじゃん!」と突っ込みたくなるかわいい女の子ばかり……。
と思いきや、少女マンガの「ブサイクヒロイン」は、こんなにたくさん存在していた!!本書では、萩尾望都、山岸凉子、岡崎京子、安野モヨコなどの大御所から若手、知る人ぞ知る伝説的作家まで、全26作品を収録。 各章の終わりには70年代に美内すずえなどの敏腕アシスタントとして活躍した笹生那実による考察マンガ、巻末には能町みね子との特別対談を掲載!
少女マンガのブサイク女子はモブキャラではない!
多様性そのものである──能町みね子
魂で会話できない私たちは否が応にも己の美醜と向き合い続けなくちゃならない。
その答えは少女マンガにあったんだ──宇垣美里
本書はマンガ批評の本として書かれているけれど、フィクションの力を借りつつ、美醜について考えるための本にもしたい。そして、読み終わる頃にはルッキズムや、自己認識、自己肯定感をめぐる新たな思考回路が開いていたらいいなと思う。──「はじめに」より