落語の行間 日本語の了見
重金敦之
「広辞苑」からは拾いきれない“はみだし語”を、落語から紐解く、他に類を見ない語学書が誕生!
書誌情報
- 定価
- 1,980 円(税込)
- 電子書籍価格
- 1,980 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ 芸術・デザイン・写真
- 刊行日
- 2020年10月30日
- 判型/ページ数
- 四六判 上製 256ページ
- ISBN
- 978-4-86528-297-9
- Cコード
- C0095
- 装幀・装画
- 神田昇和/装丁、村上豊/装画
内容紹介
志ん生は“フラ”の天才、演目を研ぎに研いだ八代目・桂文楽は“本寸法”そのものの人だった。 「広辞苑」からは拾いきれない“はみだし語”を、落語から紐解く、他に類を見ない語学書が誕生しました! 日本の口承文化・落語。この落語を生業とする名落語家の演目をもとに、言葉の意味・本質を解き明かします。 落語ファンはもちろん、言語マニアも必読の一冊です。
★落語ファンはもちろん、言語マニアも必読
★「広辞苑」からは拾いきれない“はみだし語”を、落語から紐解くーー他に類を見ない語学書
★日本の口承文化である落語。名落語家の演目をもとに、言葉の意味・本質を解き明かす
落語に出てくる言葉の中から、なるべく『広辞苑』に載っていないような、地口や洒落、むだ口、俚諺に符丁や隠語といった「はみ出し語」に興味をおぼえた。言葉の大海には必ず生息している水母か藻屑だかも歴としない「塵」みたいな存在だ。これらの言葉を採取しながら、大海を遊弋、漂流した結果がここにある。
(本書「まえがき」より抜粋)