これからの学力と学習支援

これからの学力と学習支援 

心理学から見た学び

市川伸一

児童・生徒の「心」のしくみから学習指導を考える、教育改善に必携の書!

書誌情報

定価
2,200 円(税込)
電子書籍価格
1,980 円(税込)
ジャンル
シリーズ
刊行日
2023年06月30日
判型/ページ数
B6判 並製 200ページ
ISBN
ISBN978-4-86528-378-5
Cコード
C0337
装幀・装画
松田行正+杉本聖士

内容紹介

個別指導、授業研究の実践に取り組んできた教育心理学の第一人者である著者が打ち出す、これからの教育の方向性。放送大学で話題となった授業を全面改訂して発刊しており、現場での学習指導にかかわる教師必読の一冊になっています。


この番組は評価を得て、終了後も放送大学アーカイブズで再放送され、叢書にも加えていただいたというのは、ある種の古さと新しさをもっていたからではないかと思っている。

「古さ」というのは、よい言葉でいえば普遍性ということだ。学習心理学、教育心理学の分野の理論や知見で、現在の教育にも参考になりそうなことは、たとえ100年以上前の話題でも触れている。(中略)このころの学術的テーマが、実は、昨今の教育界での、習得・活用・探究、深い学び、メタ認知、学習の自己調整、個別最適な学び、協働的な学びなどに生かされていることは興味深いことである。さらに、放送大学叢書として加筆するにあたって、実際に新しい内容を入れたのは、今回の学習指導要領改訂や学習評価の改善に関連した教育政策の動向である。

目次

はじめに

■第一部 個から見た学習
第一章 学力をとらえる視点
第二章 学習意欲を育む
第三章 個に応じた学習支援

■第二部 授業と学習環境
第四章 習得の授業設計
第五章 探究の学習をどう進めるか
第六章 地域に広がる学習環境

■第三部 学習を支える教師
第七章 学力の診断と評価
第八章 授業力と授業改善:教員研修のあり方
第九章 座談会:心理学からみた学力と学習支援のこれから

『これからの学力と学習支援』に関する情報

著者プロフィール

市川伸一 (イチカワシンイチ)

1953年東京生まれ。東京大学文学部卒業。文学博士。現在,東京大学名誉教授,帝京大学中学校・高等学校校長。中央教育審議会教育課程部会委員として学習指導要領の改訂に関わる。専門は教育心理学。認知心理学を基盤にした個別学習支援や授業づくりなどの実践に携わっている。著書に、『考えることの科学』(中公新書)、『学ぶ意欲の心理学』(PHP新書)、『学力低下論争』(ちくま新書)、『学ぶ意欲とスキルを育てる』(小学館)、『「教えて考えさせる授業」を創る アドバンス編』(図書文化社)など。

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