メディアをめぐる生態学、それこそがいま必要だ。
書誌情報
- 定価
- 3,520 円(税込)
- ジャンル
- 哲学・思想 政治・経済・社会 芸術・デザイン・写真
- 刊行日
- 2024年01月01日
- 判型/ページ数
- 四六判変形 並製 384ページ
- ISBN
- 978-4-86528-393-8
- Cコード
- C0070
- 装幀・装画
- 川名潤/装幀、OJIYU/装画
内容紹介
「便利」「簡単」が行き着いた成れの果ての現代社会、
デジタル技術のもたらす資本主義の規模と速度に、もはや人間の知覚は追いつかず、
世界は途方に暮れている──。
SNSと広告モデルが極限まで発展し、行動も欲望も表現さえも支配された日常は変えられるのか?
根源的に問い直すべきは「知る/伝える」のあり方、すなわちメディアの生態学(エコロジー)である。
F・ガタリのポスト・メディアの構想を基盤に、「端末市民」たちの現在と未来を論じる入魂の論考8篇!
「メディアのエコロジーを、技術の面から、そしてコスモポリタニズムとしての端末市民という側面から、
あるいはテクノロジーを駆使して表現し続けること、そして人間と自然、人間と社会、人間と芸術を思考し続けること。
そのメディア論的思考が「ポストメディアの条件」にほかならない。」(いささか長い序論より)