七人の弟子

七人の弟子

立川談四楼

立川流本書く派、談四楼が初めて描く実録弟子小説!

書誌情報

定価
1,980 円(税込)
ジャンル
刊行日
2024年12月12日
判型/ページ数
四六判 並製 192ページ
ISBN
978-4-86528-438-6
Cコード
C0095
装幀・装画
鳴田小夜子(KOGUMA OFFICE)/装幀、高橋将貴/装画

内容紹介

「三十九歳ですが、チャンスをください」


「中年再生工場」を名乗る談四楼のもとには、年齢も境遇もさまざまな入門志願者たちがやってくる。 破天荒な兄弟子からの預かり弟子 ・ わんだ、もとは担当編集者だった寸志、五十一歳で入門した初の女性弟子 ・ だん子、お笑い芸人から転身した只四楼、沖縄出身の“大ノセ”の青年 ・ 琉四楼、東大卒の元商社マン ・ 半四楼。
コロナ禍の過酷な日々も少しずつ落ち着きを取り戻し、半四楼の二ツ目昇進が決まりほっとしていた矢先、四年半来なかった新たな志願者が現れてーー。

それで弟子という存在をあらためて考えたのだ。彼らはいかにして私に辿り着いたのかと。私には談志しかいなかった。一本槍だった。弟子にしてもらえなければ他の道を歩んでいたのは確実で、果たして彼らはそこまで思い詰めて弟子入りにきたのだろうか。

それぞれの弟子たちの成長を描いた書き下ろし小説『七人の弟子』に加え、廃めていった弟子に思いを馳せる『長四楼のこと』、七代目への“三日間だけ”の弟子入りを描いた『三日間の弟子』全三篇を収録。
他の何にもたとえることのできない、師弟関係の真髄に迫る渾身の“弟子”小説!


出版記念落語会、開催決定!
本書の出版を記念した落語会が、11月26日(火)、浅草・木馬亭で開催されます。会場ではどこよりも早く『七人の弟子』をお買い求めいただけます。ぜひご来場ください。
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目次

七人の弟子
長四楼のこと
三日間の弟子

『七人の弟子』に関する情報

著者プロフィール

立川談四楼

立川談四楼 (タテカワ・ダンシロウ)

1951年 群馬県生まれ。
1970年 県立太田高校卒業 立川談志に入門 前座名 寸志
1975年 二ツ目に昇進 談四楼を名乗る
1980年 第9回NHK落語新人コンクール優秀賞受賞
1983年 真打昇進試験を巡り談志一門落語協会を脱退 落語立川流を旗揚げ同時に立川流第1期真打となる
試験脱退の顛末を処女小説『屈折十三年』にまとめ文壇デビュー
1990年 文藝春秋より小説集『シャレのち曇り』を発刊 話題となる
以降落語活動と並行してTVラジオの出演、講演会等のほか、新聞雑誌にエッセイやコラムを書き続けている。
著書に小説『石油ポンプの女』『ファイティング寿限無』『師匠!』『一回こっくり』『恋文横丁八祥亭』『文字助のはなし』など、コラム『声に出して笑える日本語』シリーズはロングセラーである。

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