新しい観光学

観光とリゾート、そしてオルタナティブ・ツーリズム

十代田朗:著

いまなぜ、国家政策、地域の振興策、さらにはまちづくりまで、さまざまなレベルで「観光」に注目が集まっているのだろうか

書誌情報

定価
2,200 円(税込)
ジャンル
シリーズ
刊行日
2024年11月10日
判型/ページ数
B6判 並製 296ページ
ISBN
978-4-86528-443-0
Cコード
C0336
装幀・装画
装幀:松田行正+杉本聖士

内容紹介

少子高齢化に消滅自治体、東日本大震災やコロナ禍に象徴される自然災害の数々。
大きく変わりつつあるわが国の姿を背景に、いま、観光そのものも多様化し、変容しつつあると言われて久しい。
転換点にある観光の姿を「観光」「リゾート」「オルタナティブ・ツーリズム」の視点から見直したとき、
都市にできること、農山魚村にできること、それぞれの地域のめざすべきあり方が見えてくる──。
オーバーツーリズム問題やIRの可能性、グリーンツーリズム、ワーケーションやブリージャーなど、
近年の大きな話題を深く理解するために、基礎知識編、歴史編、展開編に加えて、今後の課題と方向性を提示。
多数の図表や事例を用いて具体的に語り、主要出来事年表も備えた、これからの観光に携わるすべてのひとのための教科書。

目次

はじめに
基礎知識編
 第一章 今なぜ観光か?
 第二章 観光の概念の拡がり

歴史編
 第三章 近世以前の観光日本史
 第四章 近代の観光日本史
 第五章 戦後の観光日本史

展開編
 第六章 都市でのオルタナティブ・ツーリズムの展開
 第七章 農山漁村でのオルタナティブ・ツーリズムの展開

今後の課題と方向性編
 第八章 持続可能な観光振興に向けての課題と方向性

年表/参考文献
おわりに

『新しい観光学』に関する情報

著者プロフィール

十代田朗 (ソシロダ・アキラ)

國學院大學観光まちづくり学部教授。社会工学、都市・地域・国土計画、観光計画、観光地・リゾート発展史学、観光まちづくり論。博士(工学)。
1961年東京都生まれ、神奈川県育ち。東京工業大学工学部社会工学科卒業、同大学院社会工学専攻修士課程修了。株式会社三菱総合研究所、東京工業大学社会工学科、新潟大学工学部建設学科、東京工業大学大学院情報環境学専攻、同大学環境・社会理工学院建築学系を経て、現職。その間、立教大学観光学部兼任講師、Universität Innsbruck, School of Management, Visiting Professor、放送大学客員准教授を歴任。
主要著編書・訳書
『日本別荘史ノート』(共著、1991年)、“Change Management in Tourism - From 'Old' to 'New’ Tourism”(共著、2008年)、『観光まちづくりのマーケティング』(編著、2010年)、『観光の新しい潮流と地域』(編著、2011年)、『近代別荘建築』(監修、2022年)、『観光まちづくりの展望』(共著、2024年)等がある。

『新しい観光学』の感想をおくる

住所
〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目55-12
ヴィラパルテノンB1
電話番号
(編集)03-5786-6030
(営業)03-5786-6031
ファックス
(共通)03-5786-6032
メール
info@sayusha.com
©   Sayusha All Rights Reserved.