詩集二つの引き出し
丸山零:著
明晰なことばに宿る清冽なリリシズムと、風景画のような気配。注目の画家・詩人の第一詩集。
書誌情報
- 定価
- 2,420 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ 詩・短歌・俳句・川柳
- 刊行日
- 2024年12月10日
- 判型/ページ数
- 四六判変形 並製 82ページ
- ISBN
- 978-4-86528-445-4
- Cコード
- 0092
- 装幀・装画
- 装幀:大倉真一郎|装画(表紙・扉):丸山零
内容紹介
夜の口のなかで
眠ることができればそれでいい、
僕はそれで満足だ。
ドローイングや水彩画などで表現をつづけてきた作家・丸山零のはじめての詩集。
ことばによって、繊細にひらかれてゆく世界。
その二十篇を収める。
巨岩そしてやまびこ
赤くもあり青くもある山の頂
にそそり立つ一本の筒の先
そう、そこがわたしにとっての
まやかしの山
[以下省略]