おめでたい人
寺井奈緒美
日常は「おめでたい」で溢れてる!
書誌情報
- 定価
- 2,090 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ 詩・短歌・俳句・川柳
- 刊行日
- 2025年04月18日
- 判型/ページ数
- 四六判 並製 212ページ
- ISBN
- 978-4-86528-467-6
- Cコード
- C0095
- 装幀・装画
- 犬ん子/装画 名久井直子/装幀
内容紹介
歌人・土人形作家・エッセイストとして大注目の著者が「おめでたい」をテーマに書き下ろした最新エッセイ集。ささやかでちょっと間抜けな暮らしをことほぐエッセイ&短歌28篇!
ああ、私はパーティーピープルになれるような明るい人間ではありません。
でも、おめでたい人になりたい。
どうか、おめでたく生きる力をください。(「おめでたい人」より)
〈書店員さんから絶賛の声多数!〉
日常のなかの悲哀を、おかしみにかえて明るく照らす。うっかりすると「虚無」に飲み込まれてしまいそうな今の世にこそ「おめでたい人」が必要だ。
ーーON READING/ELVIS PRESS・黒田杏子さん
日々の生活を淡々と書きつつユーモアを表出させる名人芸。前作より一編が長くなり面白さの幅も広がった。シメの短歌も最高に効いてる。「こんなに面白いのなら、生きてみようかこの世界」と思える。
ーーREBEL BOOKS・荻原貴男さん
ぼんやりしているようでいて、その実態は日常のすぐれた観察者。
のぞいてみたかった寺井さんの生活は、
陽キャじゃないけどほの明るくて、派手でないけどわくわくする。
なんだかちょっと気持ちがふさぐとき、
根拠はなくても〈だいじょうぶ〉と思わせてくれる、おめでたさに満ちていました。
ーーSPBS本店・Mさん
読み進めるごとにテンポ感と音の良い文章に引き込まれて、だんだんこちらもお祭り気分になってきました。読み終わった後も、楽しかったお祭りが終わってしまうような気持ちになってしまい、寂しさともっと読みたい、ずっと続いてほしいという気持ちになります。
ーー青山ブックセンター本店 文芸書担当・青木麻衣さん