日本万博全史
夫馬信一
昭和100年、いま振り返る万博の歴史
書誌情報
- 定価
- 3,850 円(税込)
- 刊行日
- 2025年07月31日
- 判型/ページ数
- A5判 並製 350ページ
- ISBN
- 978-4-86528-483-6
- Cコード
- 0036
- 装幀・装画
- 装幀/マツダオフィス
内容紹介
人は〈万博〉に、どんな夢を見るか
「ビッグイベント=発展の原動力」というモデルが、いかにしてレガシーを築き、そして時代が変わった令和においても信奉されるに至ったのか──
開催目前で挫折した1940年万博計画から、令和の大阪関西万博まで。
日本人と〈万博〉のカオスな100年史。
▼TOPICS
◉誰よりも早く万博を夢見た、佐賀藩の佐野常民
◉「後藤新平」が奔走した、知られざる「神奈川万博」
◉日中戦争目前に挫折した、1940年の「幻の万博」
◉1970年ガスパビリオン「クレージーキャッツ映画」の全貌
◉大阪万博「カンボジア館」と本国が辿った数奇な運命
◉バブル期到来。再開発と連動した地方博覧会ブーム
◉東京~大阪関西をまたいだ「空とぶクルマ」計画
大量の発掘資料と貴重な画像約300点で蘇る、 追憶と興奮のメモワール。
▼POINT1 巻頭カラーで蘇る、在りし日の万博
1940年万博計画のポスターや入場券、1970年大阪万博におけるパビリオン建設の様子など、貴重な図版資料を数多く掲載。
▼POINT2 図版350超!貴重なインタビューも
長年の調査による、膨大な資料が1冊に。1970年大阪万博カンボジア館を設計したウク・メソス氏の貴重なインタビューも。
▼POINT3 〈万博以前〉の日本の歴史にも焦点を当てた、類書のない1冊
江戸時代の末期に万博を視察していた佐賀藩の佐野常民や、明治初期にウィーン万博事務次官として渡欧した平山成信など、歴史に埋もれた万博行政のパイオニアも紹介。