時間旅行者の日記

時代を行き来する366日の日記。

書誌情報

定価
2,530 円(税込)
ジャンル
刊行日
2025年11月28日
判型/ページ数
四六判変形 並製 396ページ
ISBN
978-4-86528-495-9
Cコード
C0095
装幀・装画
脇田あすか/装丁

内容紹介

超個人的な時間旅行の旅へ、ようこそ

文筆家、ラジオパーソナリティー、そしてタイムトラベル書店utouto店主として活動する藤岡みなみによる、まったくあたらしい日記文学!

本書には著者の37年間の日記が収録されている。ただし、ふつうの日記ではない。

1月1日から12月31日まで日付は順繰りに載っているけれど、年代は1988年から2025年とばらばら。今日は35歳だけど、明日は5歳。秘密の日記、公開日記、交換日記、夏休みの日記、育児日記……日記の種類が変わるごとに、語りも変化し続ける。

ページをめくるごとに、時空の割れ目が口をあける。


 

私家版が好評を博した藤岡みなみ『時間旅行者の日記』を再編集し、装いを新たに刊行します。

 

くるり岸田繁さん推薦!

「言葉は上滑りが得意で、罪深いとは思うけれど__。」

とりとめのない日々の思考が言葉になり、時空を超えて立体化する。誰かの人生を知ろうとすることは、自分自身を大切にするための処方箋だ。日記史上最強の尊い一冊。

 

巻末に『三体』翻訳者、大森望さんによる解説を収録

SFを中心に翻訳家・書評家・アンソロジストとして活躍する大森望さんによる、書き下ろし解説「タイムマシンにおねがい──時間旅行の手引」を収録。これまでの「タイムトラベルもの」の歴史を概観できる名文です。

 

396P上製! 脇田あすかさんによるデザインにも注目

グラフィックデザイナー、脇田あすかさんによる「ワープホール」をイメージしたデザイン。かろやかで不思議なビジュアルとは裏腹に、しっかり厚みのある上製本です。

目次

時間旅行者の日記
解説「タイムマシンにおねがい──時間旅行の手引」 大森望

『時間旅行者の日記』に関する情報

著者プロフィール

藤岡みなみ

藤岡みなみ (フジオカ・ミナミ)

文筆家/ラジオパーソナリティ/ドキュメンタリー映画プロデューサー

1988年8月9日火曜日生まれ。時間SFと縄文時代が好き。読書や遺跡巡りって現実にある時間旅行では?と思い、2019年に移動書店でタイムトラベル専門書店utoutoを開始。2025年に東京都板橋区に実店舗をオープンする。主な著書に『パンダのうんこはいい匂い』(左右社)、『ふやすミニマリスト』(幻冬舎文庫)、『ぼちぼち』(nululu)、企画を務めた主なZINEに『タイムトラベラーの教科書』(みずき書林)、『超個人的時間旅行・紀行』(nululu)がある。

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