ポリフォニーの心理学的可能性

ポリフォニーの心理学的可能性

多様な声に満ちた対話がもたらすものを考える

書誌情報

定価
2,750 円(税込)
ジャンル
刊行日
2026年01月30日
判型/ページ数
四六判 並製 224ページ
ISBN
978-4-86528-507-9
Cコード
C0011
重版情報
1
装幀・装画
松田行正+山内雅貴/装幀

内容紹介

人の心を支えているものは何か?
日々の中で見落とされる〈地〉の豊かなポリフォニーに注目することで、新たな〈図〉が描き出され、閉じそうな世界が拓けていく一一身体と言葉からなる人のありようを確認し、多様な声に満ちた対話がもたらすものを考える。

⼈が⼗全たる存在(“well-being”)として⽣きていくために必要な条件は何か。
⼈の認知機能や⾝体的特性、⼈間の⾔語、⼈間⼼理の特性などについて、⼼理学を中⼼としたさまざまな分野の知⾒を活かし、総合的に⼈間のあり⽅を描き出す。


対話とは、ある人の全体と別の人の全体とが出会い、呼び合い、共有することです。「声」で満ちた対話の世界——ポリフォニーこそが、人の“well-being”を支えています。(本文より)

目次

まえがき

第1章 認知のしくみ
1–1 自然との出会い
1–2 身体の社会性
1–3 他者の現れ

第2章 人と言語
2-1 社会を構築する言語
2-2 言葉の洗練

第3章 臨床の場における「声」
3-1 声による世界の構築
3-2 心理臨床の場
3-3 臨床における図と地 いくつかの事例から

おわりに

あとがき
ブックガイド
索引

『ポリフォニーの心理学的可能性』に関する情報

著者プロフィール

北村文昭 (キタムラ・フミアキ)

1955年福岡市生まれ。同志社大学卒業。九州大学大学院修士課程、博士課程修了。博士(文学)。九州大学助手、青山学院大学教授を経て、 同大学名誉教授。共著に『戦争記憶の継承─語りなおす現場から─』(第3章執筆)、論文「傾いた図形を提示した場合の重心動揺─刺激の遠近法の効果について─」、「ブリーフサイコセラピーの原点とは『問うこと』ではないだろうか」 など。

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