詩脳講義

東京大学表象文化論「詩の授業」

書誌情報

定価
2,970 円(税込)
ジャンル
刊行日
2026年03月09日
判型/ページ数
四六判 並製 248ページ
ISBN
978-4-86528-512-3
Cコード
C0092
装幀・装画
大倉真一郎/装幀

内容紹介

詩人・批評家の野村喜和夫が東京大学教養学部で行った「現代詩」の講義録の書籍化。
詩とはなにかを、自作「デジャヴュ街道」を取り上げながら、具体的に語る、実践的現代詩入門。
詩はなぜ書かれるのか、詩はだれに宛てて書かれるのか、ふつうの言葉と詩の言葉はなにが違うのか、隠喩にはどのような力があるのか。作り手の思考を明かしながら、どのように読めばよいのかを明晰に案内する一冊。巻末には表象文化論の桑田光平との対談を収録。

目次

【目次】
第一部

詩脳講義イントロダクション 詩脳へようこそ

詩脳講義第1回
詩脳本文Ⅰ 詩篇「デジャヴュ街道」メイキング
詩脳講義第2回
詩脳リンクⅠ 世界を詩的に捉え直したいという欲望
詩脳講義第3回
詩脳リンクⅡ 言葉が詩になる瞬間─言語活動の根本的なメカニズムを知り、それとたたかうこと(詩は言語による言語の批判である)
詩脳講義第4回
詩脳リンクⅢ 隠喩の生成─言葉の創造的潜勢態のほうへ
詩脳講義第5回
詩脳リンクⅣ 有限と無限─語り得ないものを語るために
詩脳講義第6回
詩脳リンクⅤ 未知への痕跡/未知からの痕跡

第二部
詩脳講義第7回
詩脳本文Ⅱ 詩篇「エデンホテル」メイキング
詩脳講義第8回
詩脳リンクⅥ 詩的言語の復権を夢見て
詩脳講義第9回
詩脳リンクⅦ テクスト間交流をめぐって─私のランボー体験
詩脳講義第10回
詩脳リンクⅧ 詩とエロスと死と
詩脳講義第11回
詩脳リンクⅨ パラタクシス詩学
詩脳講義第12回
詩脳リンクⅩ エデンホテルを見出せ─スフィンクスの謎の方へ
詩脳講義最終 私はこんな詩が書きたい─ランボー「祈念」を読む

付録1 第4回大岡信賞受賞記念公開講座 良い詩を書くためには?─私の実作に即して
付録2 対談 野村喜和夫+桑田光平 詩の言葉が開かれるとき
詩脳講義あとがき
詩脳講義人名解説

『詩脳講義』に関する情報

著者プロフィール

野村喜和夫 (ノムラ・キワオ)

詩人。1951年埼玉県生まれ。戦後生まれ世代を代表する詩人のひとりとして現代詩の先端を走りつづける。詩集に『川萎え』『反復彷徨』『特性のない陽のもとに』(歴程新鋭賞)『現代詩文庫・野村喜和夫詩集』『風の配分』(高見順賞)『ニューインスピレーション』(現代詩花椿賞)『ヌードな日』(藤村記念歴程賞)『薄明のサウダージ』(現代詩人賞)『美しい人生』(大岡信賞)、小説に『骨なしオデュッセイア』、評論に『移動と律動と眩暈と』(鮎川信夫賞)など。英訳選詩集『Spectacle & Pigsty』で2012 Best Translated Book Award in Poetry (USA)を受賞するなど、海外での評価も高い。

 

 

 

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