雑霊のシナプス

泳ぎまわれ星空シナプス光らせて 短歌の上半身 下半身

書誌情報

定価
2,640 円(税込)
ジャンル
刊行日
2026年04月30日
判型/ページ数
四六判変形 並製 120ページ
ISBN
978-4-86528-513-0
Cコード
C0092
装幀・装画
豊泉朝子/装画 名久井直子/装幀

内容紹介

妖しくて、ユーモラス。言葉同士が定型のなかで睦みあい、発酵し、短歌として生まれ落ちるーー20年ぶりの最新歌集。

私の歌の雑霊たちは、私が意識していなかったテーマを嗅ぎつけ、シナプスを触れ合わせて詩的フェロモンを分泌していた。私はそれにいつのまにか触発されて歌を詠んでいたのかもしれない。(「解題 雑霊のシナプス」より)

【収録短歌より】
空という股間より「フォー、イグザンポー」とつぶやきながら生まれ落ちる

公園に見たことのないすべり台がある ベンダに問い合わせてください

絵にかいた餅でなくこれは餅にかいた未来 みんなでこれから食べる

探偵は泳いだ 全ての橋をくぐった あっちの輪廻もおもちゃだった

ふたたび と言えばはばたく気配する 古代の福耳未来の福耳

目次

星空のシナプス
 星空のシナプス
 願いましては
 秋は遺影
 七月の雑霊
 
だじゃれいん
 だじゃれいん
 あけました
 ゆるれいん
 エア短歌エア鑑賞エア歌合
 
未来の福耳
 覗き箱
 ベンダに問い合わせてください
 鍛えよ臍筋
 青い他人
 とんとんとんふるさとですか
 探偵
 未来の福耳
 
解題 雑霊のシナプス
あとがき こっちの星空

栞:石川美南「愛の負け戦」/土井礼一郎「雑霊という霊はない?」

『雑霊のシナプス』に関する情報

著者プロフィール

高柳蕗子 (タカヤナギ・フキコ)

歌人。「かばん」「鹿首」所属。一九五三年生まれ。歌集『ユモレスク』『潮汐性母斑通信』他、評論『短歌の酵母』シリーズなど。

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