踊る菩薩たち おしゃべり僧侶の仏教奇譚

踊る菩薩たち

おしゃべり僧侶の仏教奇譚

物語として読めば、お経はこんなに面白い!

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書誌情報

定価
2,530 円(税込)
ジャンル
刊行日
2026年03月24日
判型/ページ数
四六判 並製 296ページ
ISBN
978-4-86528-514-7
Cコード
C0095
重版情報
1
装幀・装画
装幀:芝晶子(文京図案室)/装画:クレメンス・メッツラー

内容紹介

仏教は、面白い。
特に、お経が面白い。

『銀河鉄道の夜』には仏教の教えが隠されていた!
『法華経』は 『百年の孤独』にも負けない マジックリアリズム文学?
釈尊の説法中に大地から無数の菩薩たちが踊り出てくる
弥勒菩薩はかつてミーハーで名誉欲の強い修行者だった!

『法華経』には不思議で奇想天外な物語がたくさん収められていた!
お経の面白さに魅せられた「おしゃべり僧侶」が、世界文学、ロックミュージック、ポップカルチャーなどとも絡めながら語る、豊かな『法華経』の世界。
エキサイティングな仏教エッセイ、ここに誕生!

柴田元幸さん推薦!
「ロックのノリで法華経を語り、法華経のノリでロックを語る。
坊主がBOSEのスピーカーでロック聴きながら上手に坊主のこと書いたみたいな快著。」

目次

マエガキ

Ⅰ 火と風の巻 
 キツネと紙魚と、それから私 
 放蕩息子に柏餅を——「五時教判」リバイバル 
 鳩摩羅什に油揚げ——『マザー・グース』と訳経史
 火宅のキリギリス——白隠禅師に聞く 
 アーメン、ソーメン、チューラパンタカ 
 お盆の不軽菩薩 
 田螺物語——そして龍女の即身成仏 
 ひかりのたま飛ぶ魂魄の宙
 御会式の落葉 
 ハイカラかぶれの自伝——先達はビート詩人と兼好法師 
 センチメンタル直参——日蓮遺文とアリストテレス全集
 弥勒菩薩・イン・アメリカ 
 ブルカニロ博士の切符——消えた信仰告白 

Ⅱ 地と水の巻
 プラスチック人間と「但行礼拝」 
 ジーン・シャープと『立正安国論』
 「娑婆即浄土」のカタツムリ
 五輪塔のフシギ
 墓地を行く鷗外の「一念三千」 
 ハロウィン今昔物語︱『盂蘭盆経』より事起こる
 『法華経』と『新約聖書』
 新・虎に関する史話と伝説民俗
 新・兎に関する民俗と伝説
 龍たちの落とし文
 恵みの雨は龍の涙
 妙音菩薩のロックンロール
 子どもたちのジャズとしての誓願

Ⅲ 空の巻 
 天空橋を「曼荼羅」に架けて
 筆のまにまに観心修行
 法華グルメ探訪 
 メルキアデスの磁石——『百年の孤独』を『法華経』で解く
 地獄の芋、もしウナギとなれば︱落語か説教か
 死せる体の生ける物語——卒塔婆と経典と
 輪廻あれこれ
 生死の川
 秋日和
 書き置きの哲学——『涅槃経』を開いて
 うたかたの記——「真如」の海と「仏界」と
 上行菩薩と踊るオバサン
 朱雀大路で、また会いましょう

アトガキ

『踊る菩薩たち おしゃべり僧侶の仏教奇譚』に関する情報

著者プロフィール

岡田文弘 (オカダ・フミヒロ)

一九八七年、岡山県生まれ。日蓮宗教師。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文社会系研究科博士後期課程修了。博士(文学)。ハーバード大学ライシャワー日本研究所客員研究員、早稲田大学非常勤講師などを経て、現在は身延山大学特任講師。二〇二三年、日本印度学仏教学会賞受賞。著書に『法華験記の形成と思想』(勉誠社、二〇二五年)。

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