英国ヴィクトリア朝の写真家たち

英国ヴィクトリア朝の写真家たち

200以上の貴重な図版とたどる、19世紀英国フォトグラファー列伝!

書誌情報

定価
3,630 円(税込)
ジャンル
刊行日
2026年08月26日
判型/ページ数
四六判 並製 368ページ
ISBN
978-4-86528-526-0
Cコード
0022
装幀・装画
松田行正+金里香

内容紹介

黎明期の写真術は、文学・美術と深く交わりながら発展していった。

『不思議の国のアリス』の著者ルイス・キャロルをはじめ、英国芸術論の巨人ジョン・ラスキンやヴィクトリア朝美術を象徴するラファエル前派の画家たちも、写真という新しいメディアと相互に影響を与え合い、また熱心に撮影や収集、鑑賞を行っていた。

彼ら文人・芸術家の写真との関わりの他、レイランダーやロビンソン、J.M.キャメロン、レディ・ヘイワーデン、アーサー・マンビーといった初期の個性的な写真家・コレクターたちの人物像を作品とともに紹介。
写真というメディアのあり方が大きく変化する今日、それが人々の意識に与える影響、また写真を撮るという行為が意味するものについて考える端緒となる一冊。

目次

序章
第1章 写真が変えたものの見方
第2章 19世紀の写真と絵画──ラスキンとラファエル前派
第3章 アート・フォトグラフィの誕生──レイランダーとロビンソン
第4章 不思議の国の写真術──ルイス・キャロル
第5章 写真で描かれたアーサー王物語──J.M.キャメロン
第6章 鏡のなかの女性たち──レディ・クレメンティーナ・ヘイワーデン
第7章 被写体としての「汚れ」と「労働」──アーサー・マンビー

『英国ヴィクトリア朝の写真家たち』に関する情報

著者プロフィール

吉本和弘 (ヨシモト・カズヒロ)

1960年1月1日山口市生まれ。広島大学総合科学部・同大学院修了(国際学修士)。カリフォルニア大学デイヴィス校大学院修了(言語学修士)。姫路獨協大学教授、サセックス大学特別研究員、県立広島大学教授を経て、現在は県立広島大学名誉教授。著書に『美しき汚れ─アーサー・マンビーとヴィクトリア朝期女性労働者の表象』(春風社)、共著に『英文学の内なる外部─ポストコロニアリズムと文化の混交』(松柏社)『映画になった児童文学』(玉川大学出版部)、『詩的言語のアスペクツ』(松柏社)など、共訳書に『ルイス・キャロルの実像』(小鳥遊書房)。

『英国ヴィクトリア朝の写真家たち』の感想をおくる