国連オン・ザ・ロード

国連オン・ザ・ロード

田才諒哉

超・等身大の国際協力エッセイ!

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書誌情報

定価
2,200 円(税込)
電子書籍価格
1,980 円(税込)
ジャンル
刊行日
2026年07月30日
判型/ページ数
四六判 並製 256ページ
ISBN
978-4-86528-529-1
Cコード
0095
重版情報
1
装幀・装画
アルビレオ/装幀 森優/装画

内容紹介

自他ともに認めるフッ軽、コンサルやめて国連目指す!

「田才さん、スーダン行きませんか?」

顧客からの突然の誘いで、コンサルをやめてアフリカの砂漠に医療を届けるNGOとして働くことになった著者。
そこで直面したのは、貧困に苦しむ人々の厳しい現実と、自分の無力さだった。
もっと多くの人たちを助けたい——その一心で、国連職員を目指し始める!

 

中学英語からやりなおしてイギリスの大学院に進学。
エチオピアで最新の技術を用いたスマート農業を広め、
誘拐ビジネスが横行するナイジェリアで「稼げる農業」を支援する。


ウガンダでコロナにかかり、ラオスで膝に穴を開けられ、
いくつもの困難に見舞われつつも、夢を叶えたはずだったが……!?

 

国際協力の世界は、ときどき遠い存在のように見えます。でも、実際にそこにいるのは、 スーパーヒーローのような特別な人たちではありません。英語が得意じゃない人もいるし、遠回りしてここに来た人もいる。日本とはまったく異なる環境の中で、もがき、苦しみ、時に「ああ、なんでこんな辺境に来たんだろう。日本で普通に働けばよかったな」なんて思ったりもします。僕もその一人です。
だからこの本は、「国連職員になる方法」を解説するだけの本ではありません。むしろ、国際協力の世界で生きる一人の人間の、喜び、挫折、葛藤がふんだんにちりばめられた、ちょっとした冒険記のようなものです。(「はじめに」より)

 

日本にいると「誰かに助けてもらう」ことに引け目を感じてしまったり、「誰かを助ける」ことが崇高なことのように思うけど、本来、人間は助けて・助けられて生きていく存在だと思う。国際協力の世界が好きな理由は、「誰かに助けてもらう」ことと「誰かを助ける」ことが日常にあるからかもしれない。(本文より)

 

【書店員さんのコメント】

本作を中学や高校の頃に読んだら、人生が変わるかもしれない、そう思います。
ーーくまざわ書店調布店 山下 真央さん

「国連」。内容が難しいかなと思いながら読み始めたら、わかりやすくて、超おもしろい。
たしかに「アフリカ」で一括りにしてしまっていたな〜とか、犬食べるのか…と文化の違いにカルチャーショックを受けたり、「仕事を断る」ことが自己管理のできる人?!など 日本で普通に生きていたら絶対に知ることのない、経験や価値観。
面白い!だけではなく、 国連や国際協力について知ることもできる。
どんな仕事をしているのか、この仕事をするためには何が必要なのかがわかりやすく記されている。
本作を中学や高校の頃に読んだら、人生が変わるかもしれない、そう思います。 (中学の頃、同級生が国連で働きたいと言っていたのを思い出します。今何をしているかは分かりませんが…)
『僕には鳥の言葉がわかる』が理系で一番読みやすいノンフィクションだとしたら、本作は社会系(?)国際事情(?)で全年齢におすすめしたい、読みやすいノンフィクションでした。

“言う”のと“やる”のは違うということ、そして本当にいてほしいのは著者のような“やる”人であると感じました。
ーー紀伊國屋書店札幌本店 関 咲蘭さん

「世界を変えたい」とか「こんな世界をつくりたい」と口にするのはとても簡単ですが、じゃあ「それ実現できる?」と言われたとき、はい、と言える人はどれくらいいるのでしょう。
“言う”のと“やる”のは違うということ、そして本当にいてほしいのは著者のような“やる”人であると感じました。


とにかく世界の解像度が上がるような本だと思いました。
ーーBOOKSルーエ 髙橋さん

とにかく世界の解像度が上がるような本だと思いました。「国連」に直接関わったことのある人の方がもしかしたら少ないのかもしれませんが、国連職員になりたいと思った動機、どうやったら国連で働けるか、実際の仕事はどのようなものかなど、とても分かりやすく、筆致は軽やかに親しみやすい言葉で書かれています。いろんな人の生活や仕事にも還元できるような事が沢山あるのではないかと思える読後感でした。

 

目次

はじめに

第1章 国連で働きたい!
砂漠の無医村地域に医療を届ける
国連職員を目指した理由
スーダンで初めての断食に挑む
スーダンで世界一合格率の低い運転免許を取得
どうやったら国連職員になれるのか?
海外で働くための英語力を身につける
スーダンよりも過酷なイギリスでの大学院生活
国連職員になるために国連で働く
「お金を配る」という支援のかたち
コロナ禍で無職になる
アフリカの水を飲んだものはアフリカに帰る

第2章 コロナ時代の国際協力
〝アフリカの角〟で独自の文化を築き上げるエチオピア
エチオピアの農村で〝スマート農業〟を広める
リモートではなく食事や時間を共にする大切さ
ウガンダの遊牧民に農業を広める
隔離生活・イン・アフリカ
お金がすべてを動かす国─ナイジェリアでの洗礼
ナイジェリアの農村で〝稼げる農業〟を目指す
マリでの栄養改善プロジェクト
平和でなければ〝援助〟などできない現実
〝アフリカ〟と一括りにできないアフリカの魅力と多様性

第3章 国連で働いて見つけた、本当にやりたかったこと
ついに憧れの国連職員になる
ビールとコオロギで乾杯
コーヒーでつくるラオスの農村の未来
日本人がグローバルな環境で働くためのコツ
自分の当たり前をいったん捨てる〝アンラーニング〟
深刻な仕事だからこそ、気楽にいこう
「ドナーのために働きなさい」
援助貴族になる自分
国連で〝生き残る〟方法
国際協力との出会い
ザンビアで見つけた生涯の夢
涙を流したパラグアイでの経験
人生を見つめ直す休暇
放鳥

おわりに

『国連オン・ザ・ロード』に関する情報

著者プロフィール

田才諒哉 (タサイ・リョウヤ)

1992年、新潟県生まれ。横浜国立大学教育人間科学部卒業、サセックス大学大学院開発学研究所修了(開発学)。JICA海外協力隊、国際NGO、国連職員として、ザンビア、パラグアイ、スーダン、マラウイ、ラオスなどに駐在。これまで訪れた国は80か国を超える。2021年、ニューズウィーク日本版「世界に貢献する日本人30」に選出。本書が初の著書。現在はスタートアップで働きながら、世界中のコーヒー産地をめぐる生活。ニュージーランドにバリスタ留学経験あり。

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