隠居して好きな本だけ読んでたい
永江朗:著
いつそれが、最後の読書となっても心残りがないように。
書誌情報
- 定価
- 2,310 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ
- 刊行日
- 2026年11月24日
- 判型/ページ数
- 四六判 並製 304ページ
- ISBN
- 978-4-86528-542-0
- Cコード
- 0095
- 装幀・装画
- 装画/加藤乃梨香 装幀/名久井直子
内容紹介
残り時間は少ないのに、読みたい本はたくさん。
本だけじゃなくて、聴きたい音楽も、見たい絵画や彫刻も、
行きたい場所も、吸いたい空気もたくさんある。
ぜんぜん時間が足りない。
どうしたらいい?
そうだ、隠居しよう。
隠居という道があるではないか。
「朝ドキッ!」も「ラジオ深夜便」も辞め、
隠居した先人たちに思いを馳せながら
始まった「ご隠居」じたく。
本を愛するひとたちのための
文化的隠居入門エッセイ。
「(東京から京都への引っ越しで)何が大変だったか。モノを減らすのが大変だった。(中略)ヘーゲルも、サルトルも、ウィトゲンシュタインも手放した。月報付きの『九鬼周造全集』も。写真集も手放した。日本の小説はほとんど手放した。(中略)本棚から本がなくなると、部屋が急にみすぼらしくなった。室内の音の響きがまるで違う。これまでは棚の本が吸音材の役割を果たしていたのだろう。物音が響くので、よけい「がらんどう」な感じがする。ぼくは取り返しのつかないことをしてしまったのではないか?」
(「家と本と食器を手放す」より)
