文字のデザイン・書体のフシギ

気がつけば、文字という文字がこよなく愛おしくなってくる講義集。

書誌情報

定価
1,572 円(税込)
ジャンル
シリーズ
刊行日
2008年05月20日
判型/ページ数
A5判変形 並製 172ページ
ISBN
978-4-903500-07-2
Cコード
C0072
重版情報
2
装幀・装画
戸田ツトム/基本フォーマット、赤崎正一/デザイン・組版、小笠原幸介/デザイン・組版

内容紹介

不思議で一杯の本と文字の関係を語る「ブックデザインとかなもじ書体のフシギ」=祖父江慎。

読み終われば、ヒラギノ明朝とリュウミンを即座に見分けられる「フォントデザインの視点と細部」=藤田重信。

デザイナーと評論家の微妙な関係を指摘する「デザインを語ることは不可能なのか」=加島卓。

日本の活版印刷は複製ではなくオリジナルをつくるための道具でもあったという驚きの事実を知る「制約から見えてくるもの」=鈴木広光。

豊富な図版で、わかりやすく、楽しく、文字と活字とデザインの奥深い関係を伝える。気がつけば、文字という文字がこよなく愛おしくなってくる講義集。

目次

祖父江慎 ブックデザインとかなもじ書体のフシギ書
藤田重信 フォントデザインの視点と細部
加島卓  デザインを語ることは不可能なのか[竹尾賞受賞論文]
鈴木広光 制約から見えくるもの 嵯峨本のタイポグラフィー

『文字のデザイン・書体のフシギ』に関する情報

著者プロフィール

祖父江慎 (ソブエ・シン)

ブックデザイナー。さくらももこからバクシーシ山下まで幅広いブックデザインを「うっとり力」で手掛ける。最近は、「だいたいの美学」にはまっている。

藤田重信 (フジタ・シゲノブ)

フォントデザイナー。写研を経て、フォントワークスに入社。筑紫明朝-L、筑紫A・B見出し明朝を2003年に完成、現在、まだ見ぬ新鮮な書体を開発中。

加島卓 (カシマ・タカシ)

社会学者、東海大学教授。フォントデザイナー経て、現在、メディア論・アンデンティティ研究・歴史社会学・日本広告史を研究。

鈴木広光 (スズキ・ヒロミツ)

出版メディア史と印刷技術史の観点から、平仮名書体、書風の変遷を研究する。専門は国語学。奈良女子大学教授。

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