徒然草をどう読むか

兼好はなぜ「人生の達人」になったか。新しい徒然草の世界。

書誌情報

定価
1,676 円(税込)
電子書籍価格
1,676 円(税込)
ジャンル
シリーズ
刊行日
2009年05月30日
判型/ページ数
B6判 並製 224ページ
ISBN
978-4-903500-14-0
Cコード
C0395
重版情報
2
装幀・装画
松田行正/装幀

内容紹介

兼好はなぜ「人生の達人」になったか。徒然草の後半部にその転機を読み解く、新しい徒然草の世界。

目次

第一章 徒然草の読み方
第二章 自己認識から始まる生き方の探求
第三章 王朝の余薫と兼好の美意識
第四章 人間観さまざま
第五章 深まる批判精神
第六章 物事を両面から見る
第七章 時間の遠景としての考証章段
第八章 何が批評の達成を可能としたか
第九章 個性が普遍性を帯びる時
第十章 揺れる心を見つめて
第十一章 徒然草を生きる
あとがき

『徒然草をどう読むか』に関する情報

著者プロフィール

島内裕子 (シマウチ・ユウコ)

東京都に生まれる。国文学者。1979年東京大学文学部国文科卒業、1987年東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専門課程博士課程単位取得退学、現在 放送大学教授。博士(文学)(東京大学)。専攻 『徒然草』を中心とする日本文学。主な著書に『徒然草の変貌』(ぺりかん社)、『兼好─露もわが身も置きどころなし』(ミネルヴァ書房)、『徒然草文化圏の生成と展開』(笠間書院)、『徒然草をどう読むか』(左右社)、『方丈記と住まいの文学』(左右社)、『批評文学としての「枕草子」「徒然草」』(NHK出版)、『校訂・訳 徒然草』(ちくま学芸文庫)、『校訂・訳 枕草子』(上・下、ちくま学芸文庫)。

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