内藤礼〈母型〉

芸術家・内藤礼が、初期の作品から現代まで、その方法や意識、感覚を語り尽くす

書誌情報

定価
1,870 円(税込)
ジャンル
シリーズ
刊行日
2009年12月20日
判型/ページ数
A5判 並製 106ページ
ISBN
978-4-903500-21-8
Cコード
C0071
重版情報
3
装幀・装画
戸田ツトム/装幀

内容紹介

独自のインスタレーション作品等で知られる現代を代表する芸術家・内藤礼が、初期の作品から現代まで、その方法や意識、感覚を語り尽くす。

目次


〈空間作品〉という仕事
ただひとつの作品、ただひとつのテーマ
最初の衝撃、精神的な居場所
マクロとミクロの距離感を拡大する、空間と時間
場所との出会い、地上にいること
コントロールを超えたところに

1人で見ること、純粋な出会い
対称性、外部と内部、非日常から日常へ
人のいる風景、〈世界へ送り返す〉こと
気づき。〈人間が新しいものをつくることはない〉
フィクションとリアリティ
〈日本〉という視線
〈母型〉に向かって
〈これ以上さわってはいけない〉ーー質疑応答

『内藤礼〈母型〉』に関する情報

著者プロフィール

内藤礼 (ナイトウ・レイ)

1961年、広島生まれ。美術家。
《Apocalypse Palace》《遠さの下、光の根はたいら》《地上にひとつの場所を》などで独自のインスタレーション表現を確立、美術界内外の注目を集める。
香川県直島の旧民家を素材とした《このことを》をはじめとする、観客が1人ずつ入って鑑賞する展観スタイルは、ドイツ・フランクフルトのカルメル会修道会における《Being Called》や、ヴェネチア・ビエンナーレにおける《地上にひとつの場所を》でも衝撃を与えた。《返礼》《母型》などを経て、最近展はペインティングを主体とする《color beginning》。
著書に『世界によってみられた夢』『地上にひとつの夢を』。

中村鐵太郎 (ナカムラ・テツタロウ)

1953年、神戸生まれ。詩人。
詩集『いかに漕ぐらん』『はたらきと背馳』、詩論『詩についてーー蒙昧一撃』、『西脇順三郎、永遠に舌を濡らして』。共編著『宮本常一写真・日記集成』など。

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